現代書館

 原発事故を始め、風化させてはならない問題は無数にありますが、その代表格として昨年10月28日に起きた警視庁公安部による「イスラム捜査資料流出事件」が挙げられます。法務省の外局で逮捕権や強制捜査権限を持たない公安庁に対して、それらを有するのが公安警察ですが、東京都を管轄する警視庁では特に「警視庁公安部」として独立しています。その公安部のデータファイル114点がインターネット上に流出し、そこに記載されていた在日イスラム教徒の顔写真・氏名・プライバシー情報等がそのまま書籍化されるという事態も重なって、多くの人々を巻き込む悲劇(失職・家族との離別・近隣からの孤立etc…)に発展しました。

 かくも深刻な被害をもたらした案件にも関わらず、警視庁は未だ被害者に対して一切謝罪せず、内部に存在すると疑われる実行者の摘発も行っていません。

 組織延命のために不要な仕事・書類をでっち上げ、挙句の果てには何ら罪の無い人たちを絶望の淵にまで追いつめる…、余りにも愚か過ぎます! このような理不尽の横行と公安捜査の恥知らずな実態を1人でも多くの方に知っていただきたく、現代書館は満を持して『国家と情報』を出版致しました。是非この機会にご一読下さい!

全記事

GO TOP
| ご注文方法 | 会社案内 | 個人情報保護 | リンク集 |

〒102-0072東京都千代田区飯田橋3-2-5
TEL:03-3221-1321 FAX:03-3262-5906