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竹中労・無頼の哀しみ

竹中労・無頼の哀しみ

木村聖哉 著
判型
四六判 上製 208ページ
定価
2000円+税
ISBN4-7684-6762-8

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過激で、アナーキーで、大胆不敵で、細心で、大風呂敷で、ちょっといかがわしい点もあった竹中労。死後八年、ファッションとしてのアナキズムも消えた世紀末、若者に竹中労が静かなブームになっている。著者との25年の付き合いの中で、竹中労を懐かしむ。

◆目次

はじめに
第一章 大阪労音
第二章 美空ひばり
第三章 『話の特集』
第四章 マルチイメージ
第五章 琉球フェスティバル
第六章 大演説会
第七章 革新自由連合
第八章 世界革命浪人
第九章 造反・訣別
第十章 竹中英太郎
第十一章 晩年・死
第十二章 別れの音楽会
あとがき


[編集担当者より]
私も何夜か竹中労と話し、飲み明かしたことがある。話し合うというより、一方的な竹中節の拝聴となった訳だが、ふうっと全てを投げ出しこの男と行動を共にしたいと思うことが何度もあった。私には度胸がないし、しがらみを持ち過ぎていた。敵にはできないなあ・としか思い至らない脆弱な自分に嫌気がさす夜明けの冷酒だった。  (宮)


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