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「毒殺」で読む日本史 |
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装丁 中山銀士 |
歴史の転換期には昔から毒殺が躍り出る。例えば古代ではヤマトタケルは伊吹山で毒蛇、神武天皇は熊野で大熊の毒気に出会い、平安では長屋王毒殺、藤原薬子の服毒死、戦国時代では足利直義が鴆毒で毒殺され、石田三成は蒲生氏郷を毒殺、江戸時代では徳川家康の豊臣家家臣毒殺の風説、岩倉具視による孝明天皇の毒殺、植木枝盛政敵による毒殺等々、古代から明治までの有名な毒殺の物語を書き綴る。 [著者紹介・編集担当者より] 岡村青さんは1949年茨城県生まれ。ライシャワー米駐日大使刺傷事件を扱った『十九歳・テロルの季節』の出版以来で、『マージナル』で「最後の箕作り職人・相田實」を連載、奥会津のマタギを取材した「いまに伝わるマタギの世界」等を執筆、その取材に同行をした。岡村さんは表より裏の世界が似合い、本書は彼の本領発揮の書である。(村) |
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