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縄文のメドゥーサ |
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装幀 毛利一枝 |
日本列島の八ヶ岳山麓に縄文中期の豊富な内容――女神、蛇体、半人半蛙、幼猪等――の精霊を表現した土器図像が発掘された。これらは『古事記』『日本書紀』の天地創造の神話に通じており、王権神話も深層において野性的、土着的な意識を乗り越えることができなかったといえる。さらに中世諏訪祭は蛇体祭祀であり『記・紀』の蛇体祖霊来訪神事と同質であるといっていい。今日の諏訪の御柱祭はそれらの変容である。 中沢新一氏絶賛!! [著者紹介・編集担当者より] 田中基氏は、早大卒、季刊『ドルメン』編集長を務めた後、藤森栄一氏に魅かれて、約二十年前から今日まで長野県の井戸尻遺跡の発掘調査に関わる。その間、『東南アジアの古代文化』、小社の『マージナル』等に論文を発表。また共著に新潮社の「とんぼの本」の『八ヶ岳縄文世界再現』がある。 【増補新装版】出来! |
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