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出口のない家

出口のない家――警備員が見た特別養護老人ホームの夜と昼

装幀 若林繁裕

小笠原 和彦 著
判型
四六判 上製 240ページ
定価
1900円+税
ISBN4-7684-6933-7

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特養ホームの警備員となった著者が見た入所者・職員がおりなす壮絶な日々。年寄り同士のいじめ、誰とも会話のない男性入所者、キューピー人形を抱く元三味線のお師匠さん。一年で一六人が亡くなり、半分の職員が辞めていく終いの棲家の実態。

[著者紹介・編集担当者より]
公営霊園の警備員になりホームレスの人達との交流を描いた『霊園はワンダーランド』に続く「警備員が見た」第二弾。人手不足のホームで、偽の介護職員としてお年寄りの話し相手になった著者が「明日はわが身」を思いつつ、特養の日々を綴る。(猫)


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