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知的障害者の地域移行と地域生活 |
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装幀 渡辺澪子 |
入所施設から地域生活(グループホーム・通勤寮・アパート等)に移行後の生活実態、支援者との関係を、当事者・職員・家族への調査により実証的に検証し、地域生活における当事者−職員−家族の相互関係を障害学の視点から切り込む。 [著者紹介・編集担当者より] 職員と利用者の関係は「支援する−される」単純な権力関係ではない。ゴッフマン施設論を超えて、施設がもつ「無力化・特権体系」がどのように地域生活でも維持され、どのように変容しうるのか。その可能性と課題を論証した野心的研究書。(猫) 【目次】 序章 研究の目的と方法 第1節 研究の目的 第2節 研究の方法 第3節 本書の構成 第T部 自己と相互作用秩序の障害学 第1章 脱施設化/地域移行論:社会政策学/社会福祉学の視座 第1節 「適応行動」・「行動障害」・「生活の質」 第2節「自己決定」と環境要因 第3節 脱施設化/地域移行論の課題 第2章 施設論:ゴッフマン社会学の視座 第1節 「反施設主義」 第2節 「集まりの構造/スティグマ」をめぐる議論 第3節 「全制的施設」をめぐる議論 第4節 ゴッフマン施設論の課題 第3章 障害学によるゴッフマン施設論の再検討 第1節 障害学 第2節 「アイデンティティ管理」と「権力作用」」 第3節 「責任の共有」と「権力作用」 第4節 「無力化・特権体系」の維持と変容 第U部 知的障害者の地域移行 第4章 地域移行の動向と知的障害者入所施設の役割の変遷 第1節 日本における地域移行の動向 第2節 知的障害者入所施設の役割の構築と再編 第5章 職員による地域移行の経験 第1節 職員による「第二次的調整」 第2節 職員による施設規範の修正 第3節 職員による施設規範の再編 第4節 職員による地域移行の経験 第6章 家族による地域移行の経験 第1節 入所施設 第2節 移行前と移行後 第3節 家族による地域移行の経験 第7章 知的障害者による地域移行の経験 第1節 入所施設 第2節 中間施設・グループホーム・アパート 第3節 知的障害者による地域移行の経験 第V部 知的障害者の地域生活 第8章 施設・地域生活における生活内容全般にわたる決定 第1節 尺度と変数 第2節 分析方法 第3節 分析結果 第4節 施設・地域生活における決定の実態 第9章 知的障害者と職員/世話人による地域生活の経験:日課・飲食・外出 第1節 「無力化・特権体系」の維持:日課・飲食・外出 第2節 「無力化・特権体系」の変容と維持:「見守り」 第3節 知的障害者と職員/世話人による地域生活の経験:日課・飲食・外出 第10章 知的障害者と職員による地域生活の経験:仕事・金銭・性 第1節 「無力化・特権体系」の維持:仕事・金銭・性 第2節 「無力化・特権体系」の変容と維持:「周縁的支援」 第3節 知的障害者と職員による地域生活の経験:仕事・金銭・性 終章 研究のまとめと課題 第1節 要約と結論 第2節 研究の意義 第3節 福祉実践上の課題 第4節 研究の課題 引用・参考文献 あとがき |
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