現代書館
福祉一覧障害・福祉・臨床心理一覧書名一覧買物カゴを見る

スウェーデンにおける施設解体と地域生活支援

スウェーデンにおける施設解体と地域生活支援――施設カールスルンドの誕生と解体までを拠り所に

装幀 河東田 文

ケント・エリクソン 著  河東田 博/古関‐ダール 瑞穂 訳
判型
A5判 並製 228ページ
定価
2200円+税
ISBN978-4-7684-3514-4

注文数
増やす
減らす
注文数を入力し、押して下さい
スウェーデンはなぜ、どのように施設をなくすことができたのか。知的障害者の巨大入所施設カールスルンドの設立から解体、地域移行後の生活支援をとおして、障害のある人が地域で暮らすノーマライゼーションの実践を余すところなく研究。

[著者紹介・編集担当者より]
訳者の河東田さんは都立施設職員を辞め、ノーマライゼーション発祥の地・スウェーデンに留学(86〜91年)。カールスルンドが解体され住宅地になるのを目の当たりにする。現在、立教大学教授。ノーマライゼーション、施設解体研究の第一人者。(猫)



【目次】


 日本の読者の皆様へ 

第1章 入所施設の展開と閉鎖・解体:課題の整理
 第1節 施設カールスルンドの誕生
 第2節 近代的な入所施設
 第3節 入所施設に対する反応
 第4節 1970年代末の入所施設
 第5節 入所施設の閉鎖・解体
 第6節 考察
 第7節 研究上の問題と課題

第2章 入所施設支援から地域生活支援への移行へ
 第1節 スウェーデンにおける福祉サービスの変遷
 第2節 福祉サービスの移行に関する国際的な動き
 第3節 考察

第3章 福祉社会におけるしょうがいのある人たち
 第1節 1946年のノーマライゼーション原理
 第2節 第1の課題の検証
 第3節 考察

第4章 入所施設退所者に対する地域生活支援サービス
 第1節 地域生活支援サービスのストックホルム・モデル
 第2節 地域生活支援サービスのニーズ評価
 第3節 提供されたサービスに関する追跡研究
 第4節 提供された支援に関するニーズ評価
 第5節 第2の課題の検証
 第6節 考察

第5章 入所施設閉鎖・解体が対象者に与えた影響:実際的研究の概要
 第1節 一連の実際的研究
 第2節 研究が行われた条件
 第3節 対象者の地域参加

第6章 横断的研究
 第1節 方法
 第2節 結果
 第3節 考察
 
第7章 縦断的研究
 第1節 方法
 第2節 結果
 第3節 考察

第8章 追跡研究
 第1節 方法
 第2節 結果
 第3節 考察

第9章 地域生活者の地域参加
 第1節 地域生活者の地域参加
 第2節 対象者、家族、職員から見た地域移行
 第3節 第2の課題の検証
 第4節 考察

第10章 二つの伝統的支援の間に見られた移行
 第1節 文献研究から得られる幅広い理論的枠組み
 第2節 移行に関する分析
 第3節 移行とその前後関係
 第4節 発展の可能性

解題:スウェーデンにおける施設解体と地域生活支援
   ――施設カールスルンドの解体にみるスウェーデンしょうがい者福祉改革
訳者あとがき



GO TOP
| ご注文方法 | 会社案内 | 個人情報保護 | リンク集 |

〒102-0072東京都千代田区飯田橋3-2-5
TEL:03-3221-1321 FAX:03-3262-5906