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無縁介護 |
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装幀 渡辺将史 |
「地縁」「血縁」「社縁」が薄れた無縁社会において、「無縁死」あるいはその一歩手前の実態を、高齢者介護にかかわる制度から洗い出し、福祉サービスにたどり着けない“無縁介護”の状態が“無縁死”を引き起こし、貧困の拡大がこの状況に拍車をかけていることを明らかにする。 [著者紹介・編集担当者より] NHKの「無縁社会」「無縁死3万2千人の衝撃」の番組からは、昭和の家族・地域社会・会社の濃密な関係が失われ、個々バラバラに浮遊する不安定でそれでいて個人主義に徹しきれない未成熟な市民社会が映し出されている。こんな八方ふさがりな実態を「無縁介護」というキーワードで描き出したのが本書。無縁死、無縁社会の現実を認めた上で、「公」と「私」の隙間を埋める新たな「縁」をどうつくり出していけるのかが鍵になる。(猫) 【目次】 一 「覚悟」 二 無縁介護――在宅介護の現場から 三 「無縁死、悪いでしょうか」 四 気がつけば「終の住処」だから 五 「迷惑をかけたくない」 六 ヘルパー日誌「人生いろいろ」 七 ひとり暮らしを支える 八 無縁社会と現代の貧困 九 無縁社会で老いるとき 1 ひとり暮らしを考える――単身けん・石川由紀にきく 2 「したたかな老い支度」 十 もう一度、無縁介護と「アウトリーチ」から |
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