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自立と福祉 |
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装幀 河東田 文 |
障害者、高齢者、ひとり親家庭等の福祉対象者が、パターナリズムの下に置かれ、自律性を奪われてきたことを規範・制度・臨床面から検証し、福祉がどう自立/自律支援に向き合うのかを展望する。 [著者紹介・編集担当者より] 障害分野における「自立」概念の転換が進む一方、高齢者福祉や貧困や社会的排除にさらされた人へのパターナリズムは未だ払拭しきれていない。「働いて賃金を得て生計を立てること」だけが自立ではなく、社会資源を利用しながら自己実現することも自立を構成する要素と捉える「世直し」のための1冊。(猫) 【目次】 まえがき 第T部 自立概念の再検討 第1章 自立をめぐる哲学的考 河野哲也 第2章 自立とケアの社会学 庄司洋子 第U部 障害と自立の制度的考察 第1章 デンマークにおけるハンディキャップを有する者への就労「支援」と就労能力 評価方法 菅沼 隆 第2章 障害者の自立を支える所得保障 百瀬 優 ――現金給付と就労支援の両立―― 第3章 パーソナルアシスタンス制度にみる自立 河東田 博 第4章 日本の生活保護・障害年金と障害者 田中聡一郎・百瀬 優 第5章 日本の精神保健福祉施策と自立 酒本知美 第V部 障害と自立の臨床的考察 第1章 入院経験者の語りにみる精神科病院と自立 松原玲子 第2章 障害者の自立生活と介助 深田耕一郎 ――存在価値としての自立へ―― 第3章 組織運営への知的障害当事者の参画と自立 河東田 博 第4章 リハビリテーションにおける自立 佐川佳南枝 第W部 自立をめぐる福祉社会学的考察 第1章 スウェーデンにおける家族政策と女性 浅井亜希 ――「二つの役割」から個人の自立へ―― 第2章 妊娠・出産過程にみる女性の自立 菅野摂子 ――リプロダクティブ・ヘルス/ライツ再考―― 第3章 女性の就労と自立の関係 杉浦浩美 ――いま、あらためて、女性にとって「自立」とは何か―― 第4章 高齢期の自立と地域 新田雅子 ――12年目の地域型認知症予防活動「元気!ながさきの会」から―― 第5章 医療における患者の自立 松繁卓哉 第6章 「地域貢献住宅」の可能性 野呂芳明 ――安定的な居住の保障と参加・交流促進による自立した社会関係づくりを求めて 第7章 貧困に晒される人々の健康問題から「自立支援」を問う 湯澤直美 ――被保護母子世帯にみる障害/疾病からの考察―― 第X部 考察とまとめ 考察とまとめ 河野哲也 |
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