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障害者の介護保障訴訟とは何か!![]() |
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![]() 装幀 若林繁裕 |
重度の障害があっても地域で自立して暮らすための介護が全国どこでも平等に保障されなければならない。自治体ごとに大きな格差がある現実を踏まえ、介護保障の法的権利性と、行政交渉と訴訟の手引きをまとめた本。 [著者紹介・編集担当者より] 障害は誰にでも起きうる普遍的現象にもかかわらず、長い間、障害ゆえに必要な介護や支援の多くを一部の人や家族が負担してきた。どんな重度の障害があっても、地域で自由に暮らすことは基本的人権であり、障害者が基本的人権と自由を確保するためには、介護保障が不可欠である。本書は、具体的な事例に即して行政との交渉法、裁判での闘い方を詳しく紹介するとともに、人権問題としての介護保障を論述。 【目次】 はじめに 序章 客観的状況 第1章 人権・権利としての介護保障 1 憲法 2 障害者基本法 3 障害者権利条約 4 障害者制度改革 5 障害者総合支援法 6 身体障害者福祉法他 7 判例 第2章 自立生活運動と介護獲得の歴史 1 障害とは、自立とは何か 2 1960?70年代の日本 3 アメリカにおける自立生活運動の起こり 4 1980年代からの日本 5 まとめ 第3章 法制度の歴史 1 身体障害者福祉法 2 知的障害者福祉法 3 精神保健福祉法 4 支援費制度 5 障害者自立支援法 6 違憲訴訟の提起 6 障害者総合支援法 第4章 裁判での闘いと判例 1 措置時代 【大阪市ホームヘルプ訴訟】【高訴訟】 2 支援費制度時代 【第一次鈴木訴訟】【船引町支援費訴訟】 3 障害者自立支援法における判例 【第二次鈴木訴訟】鈴木敬治〈僕の自立生活と移動介護をめぐる二つの裁判〉 【石田訴訟】石田雅俊〈裁判を経験して〉 【和歌山ALS訴訟】〈和歌山ALS訴訟の原告Bさんの奥様の声〉 【〈問題判決〉札幌鬼塚訴訟一審判決】 第5章 行政裁量の本質とは 1 行政裁量とは 2 裁量基準は合理性を有することが必要 3 裁量基準と個別事情配慮義務 4 「要考慮事項の考慮不尽」 5 行訴法から考える「要考慮事項」 6 「9項目勘案事項」について 第6章 制度の仕組み 1 どのような制度があるか 2 障害者施策と介護保険との関係 3 障害者総合支援法に基づく在宅系施策 4 障害者総合支援法に基づく訪問系施策の利用方法 5 支給決定を争う方法 第7章 交渉・申請・不服審査・裁判 1 手続きの全体像 2 サービス等利用計画の作成―代理人弁護士には相談支援員の協力が不可欠 3 「申請一発主義」 4 交渉 5 不服審査 6 仮の義務付け 7 訴訟 8 障害者の権利保障を求める訴訟は公益訴訟 第8章 裁判をしないで決着した事例 1 2010年 某市 2 2012年 T市の事例 第9章 不服審査手続きにおける裁決の例 第10章 介護保障を考える弁護士と障害者の会 全国ネット 1 発足集会 2 法的な支援を誰にでも 3 会の活動内容 4 全国での介護支給量事件 5 弁護士一般会員の募集 第11章 資料・情報・書式編 参考文献/判例文掲載誌・判例評釈・判例解説等 あとがき |
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