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社会的入院から地域へ |
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装幀 奧冨佳津枝 |
精神病院大国日本の問題点を、退院して地域で暮らし始めた人たちのライフヒストリーを主軸に、病を抱える人生を肯定し・いつくしみながら地域で暮らすことをどう支えるか、法制度や意識の壁をどう変えていくのか、制度と実践両面から捉える。 [著者紹介・編集担当者より] 日本は未だに34万床もの精神科病床があり、20万人が1年以上の入院という極めて異常な事態が続いている。そして日本の地域支援サービス予算は精神保健委医療費のたった5%、OECD諸国34カ国中31位である。さらには精神科における医師の数は他科の3分の1、看護師の数は3分の2でよいという精神科特例、公的な資格・免許・許認可を受けるにあたっての欠格条項、再犯予測が可能という前提の下に予防拘禁・隔離収容を規定した心神喪失者等医療観察法などの法律や制度による差別がある。こうした法制度による差別と人々の意識がもたらす差別・偏見も根強く、精神障害者が地域社会で生活していく上での社会的障壁は実に大きいといわざるを得ない。 そうしたなかで、精神障害者ピアサポートセンターこらーるたいとうのピア・サポート(同じ障害をもつ人による支援)による、精神科病院からの退院促進、地域定着事業をしてきた実践記録は精神病をもって生きる人々の飾り気のない真の姿を伝える。 |
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