|福祉一覧|障害・福祉・臨床心理一覧|書名一覧|買物カゴを見る| |
脱施設化と個別化給付 |
|||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||
装幀 矢萩多聞 |
■好評発売中! カナダにおける施設解体過程での当事者運動(ピープルファースト)と親の会が果たした役割と思想、権利擁護の在り方のドラスティックな変換(代行決定の後見人制度から支援を受けての本人意思決定へ)等、知的障害者福祉の変遷を網羅的に扱った労作。 【著者紹介・担当編集者より】 日本では入所施設からの地域移行の取り組みをしているにもかかわらず、出ては入る回転ドア状態のため入所者数は減っていない。津久井やまゆり園で起きた知的障害者殺傷事件を受け、入所施設の在り方を抜本的に変え、本人の意思決定の下での地域生活をどう支えていくか(障害者権利条約19条)、成年後見制度に代わる意思決定支援の在り方(障害者権利条約12条)にかかわる検討が急務であり、カナダの経験は非常に参考となる。 【目次】 はじめに 序 章 カナダにおける知的障害福祉の変革過程 1 知的障害者入所施設の閉鎖の動向 / 2 ノーマライゼーションからインクルージョンへ/3 個別化給付とパーソナルアシスタンス/ 4 日本/5 本書の目的と構成/6 研究の方法 第T部 脱施設化運動と行政による応答 第1章 親の会による脱施設化運動 1 ウッドランズ親の会による施設閉鎖運動/2 州の親の会による施設閉鎖運動/3 脱施設化の正当性/4 親の会による運動と、費用対効果の論理 第2章 知的障害者本人の会による脱施設化運動 1 親の会との関係/2 活動内容/3 同盟関係と自律性 第3章 知的障害者本人の会と親の会による脱施設化運動 1 合同特別委員会/2 活動内容/3 個別化給付と「自分の家」/4 連帯の意義 第4章 州政府による脱施設化政策 1 州政府による施設閉鎖政策/2 地域生活への移行支援の仕組み/3 脱施設化の正当性/4 行政による脱施設化政策とその正当性 第U部 移行支援過程と個別化給付 第5章 ブローカリッジ 1 個別化給付とブローカリッジの創設:1976〜1978年/2 ブローカーによる地域生活への移行支援:1978〜1988年/3 ブローカリッジ 第6章 本人中心プランニング 1 本人中心プランニングの背景/2 本人中心プランニングの実施方法/3 本人中心プランニングの背景と実施方法 第7章 完全閉鎖の局面 1 最後の16 名の移行/2 ウィロークリニックからの移行/3 完全閉鎖の局面 第V部 制度化された個別化給付 第8章 制度化された個別化給付 1 制度化までの過程:アドボカシー活動と州政府による応答/ 2 ブリティッシュコロンビア州/3 オンタリオ州/4 制度化された個別化給付の特徴と課題 第9章 支援付き意思決定の形態と機能 1 支援付き意思決定に関わる先行研究/2 形態/3 機能/4 支援付き意思決定の多様性と基本原理 第10章 個別化給付の成果と課題 1 個別化給付に関わる先行研究/2 成果/3 課題/4 個別化給付の成果と課題 終 章 脱施設化と個別化給付 ――日本の脱施設化政策及び移行支援への示唆?? 1 脱施設化の推進主体/政策・移行支援システム/ 主張/2 個別化給付の活用方法/3 脱施設化政策と移行支援のインクルージョン/市民権モデル 引用・参考文献 資料 インタビュー対象者の概要 おわりに |
||||||||||||||||
〒102-0072東京都千代田区飯田橋3-2-5 TEL:03-3221-1321 FAX:03-3262-5906 |