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街角の共育学 |
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装幀 大森裕二 |
「教える側」からだけではなく、「学ぶ側」からも見る。それだけで、子どもの姿や授業の展開や教室の光景が違って見えてくるはずです。 さらに教師も「学ぶ側」に参加して、子どもたちといっしょに試行錯誤し、学びの面白さや驚きや感動を子どもたちといっしょに経験するような学習の世界をつくりたい。 (本文より) 小学校教師だった著者が実体験をもとに綴った教育エッセイです。 彼の受け持ってきた生徒たちとのイキイキとしたクラス風景や、地域との関わり、インクルーシブ教育のあり方など昨今の教育情勢をさまざまな角度から語ります。 終章では教育学者でノンフィクション作家の野本三吉さんとの対談も。 【著者紹介・担当編集者より】 松森俊尚(マツモリ・トシヒサ) 1951年大阪市に生まれ。 1976年寝屋川市の小学校に勤務。 2012年3月退職。 現在 “知的障害者を普通高校へ北河内連絡会”、“学びをひろげるわたしと〇(まる)人の会”スタッフなど。 【著書】『もの申す――27人の子どもたちとおっさん先生のぶつかり合い 生きる力・総合学習の原点がここにある』(エイデル研究所 2001年) 『餓鬼者(がきもん)――共に学び、共に生きる子どもたち』(生活書院 2012年) 『けっこう面白い授業をつくるための本――状況をつくりだす子どもたち』(現代書館 2014年) 他に、松下竜一主宰『草の根通信』に、「餓鬼者 がきもん」を連載(1997年1月号〜2002年7月号) 『生活と自治』(生活クラブ事業連合生活協同組合連合会発行)に、教育コラム「魂のバトンリレー」を連載(2013年7月号〜2015年6月号)など。 生徒との付き合い方や確固とした教育観が培われていった経緯など、著者の経験が活かされたエピソードの数々は教育に携わる人にぜひ読んでもらいたい。 36ページにもおよぶ野本三吉さんとの対談を収録。 お互いの教師時代から、地域(コミュニティ)を巻き込んで子育てすることの大切さ、上の世代から引き継いだものを若者につなげようとする「魂のバトンリレー」と、教育をめぐるヒントが散りばめられており、読み応えも充分。 【目次】 第一章 学校ってなんだ!? 第二章 子どもが育つ仕組み、育てる仕掛け 第三章 子どもは子どもの中で育つ 第四章 学習の世界は面白い 第五章 教える授業から、子どもが学ぶ授業へ 第六章 日本の障害児教育の行方 第七章 状況をつくり出す子どもたち 第八章 魂のバトンリレー 終章 野本三吉さんとの対談?無関心でいない、あきらめない、他人まかせにしないために? ゆとり教育を推進したことで知られる寺脇研さん、帯で推薦! |
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