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【増補版】戦争は教室から始まる |
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装幀 若林繁裕 |
軍国少女として育った北村小夜さんは、現在の学校はすでに「戦前」だと語る。教室から始まる「戦争できる国」づくりの思想を解説。増補版として2018年に教科化した道徳の問題点と、パラリンピックがもたらす障害者差別を指摘。 【著者紹介・担当編集者より】 北村小夜(きたむら・さよ) 1925年福岡県生まれ。1950年から86年まで、都内の小・中学校で教員(うち、21年間特殊学級担任)。 障害児を普通学級へ・全国連絡会世話人。著書に『一緒がいいならなぜ分けた』『能力主義と教育基本法「改正」』『再び住んでみた中国』『地域の学校で共に学ぶ』(編著)『〔増補改訂版〕 障害児の高校進学・ガイド』(編、以上現代書館)、『画家たちの戦争責任』(梨の木舎)『日の丸・君が代が人を殺す!』(共著、日本評論社)『子どもの脳がねらわれている』(共著、アドバンテージサーバー)『慈愛による差別』(軌跡社)などがある。 軍国少女として育ち、満州で敗戦を迎えて八路軍と大陸を歩き、後に教員となった北村小夜さんは、教育基本法が「改正」された学校がすでに戦前であると言う。刊行から12年が経った今、残念ながらこの本が危惧してきたことが現実となりつつある。道徳が教科化され、オリンピック・パラリンピックという国家行事に奉仕させられることで、子どもたちの心はより巧妙にお国に取り込まれている。今こそ、小夜さんの言葉に耳を傾けたい。 【目次】 1.増補版にあたってのまえがき 2.まえがきにかえて 3.第一回 修身と道徳――より巧妙に、自発的に心とからだがお国に奪われていく 4.第二回 音楽 歌い継がれる戦争の歌――音楽は軍需品〜歌は身に付き、人の心を唆す 5.第三回 障害児教育――能力主義を支えてきた特殊教育、支え続ける特別支援教育 6.第四回勤評・学力テスト――国家統制が強化されるとき、子どもの分断と教師への管理強化は同時に進む 7.第五回 学校行事 日の丸、君が代――行事を通して浸透する天皇制、戦争遂行体制 8.第六回 軍国少女を生きて――旗と歌に唆され、無知のゆえ侵略者の役割を果たした 9.第七回 道徳教育 10.第八回 オリンピック・パラリンピックは障害者差別を助長する |
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