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ただ、そこにいる人たち |
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装幀 BOB.des'(ウエダ トモミ) |
■好評発売中! 【STORES】現代書館ウェブショップからでしたらカード決済等での購入も可能です! 発送手数料も無料! https://gendaishokanshop.stores.jp/items/5fb3b89ef0b108494eefc3e2 障害のある人がどうしてもやってしまう行動を表現として認め、「いたいようにいる」ことで社会変革をめざすNPO法人クリエイティブサポートレッツ(静岡県浜松市)。当団体を1年かけて「観光」した、福島県いわき市在住のローカルアクティビスト・小松理虔さんによる旅行記的人文書。専門家でも支援者でもなく、あくまでヨソモノとして障害のある人と「ただ、そこにいる」ことで、自己と他者を理解するための扉が開く。東浩紀、國分功一郎両氏などの哲学のエッセンスも満載。 鷲田清一氏推薦! 【著者紹介・担当編集者より】 認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ 障害や国籍、性差、年齢などあらゆる「ちがい」を乗り越えて人間が本来もっている「生きる力」「自分を表現する力」を見つめていく場を提供し、様々な表現活動を実現するための事業を行い、全ての人々が互いに理解し、分かち合い、共生することのできる社会づくりを行います。 特に、知的に障がいのある人が「自分を表現する力」を身につけ、文化的で豊かな人生を送ることのできる、社会的自立と、その一員として参加できる社会の実現を目指します。そして、知的に障がいのある人も、いきいきと生きていけるまちづくりを行っていきます。 小松理虔(コマツ・リケン) 1979年いわき市小名浜生まれ。ローカルアクティビスト。いわき市小名浜でオルタナティブスペース「UDOK.」を主宰しつつ、いわき海洋調べ隊「うみラボ」では、有志とともに定期的に福島第一原発沖の海洋調査を開催。そのほか、フリーランスの立場で地域の食や医療、福祉など、さまざまな分野の企画や情報発信に携わる。『新復興論』(ゲンロン)で2019年大佛次郎論壇賞を受賞。共著本に『常磐線中心主義 ジョーバンセントリズム』(河出書房新社)、『ローカルメディアの仕事術』(学芸出版社)ほか。 一日中入れ物に石を入れてカチカチ鳴らしている人、飛び跳ねている人、寝ている人、うろうろ歩き回っている人……多くの支援実践で「問題行動」とされることを、レッツでは「表現未満、」と呼んで面白がっている。その人がどうしてもやってしまう行動を表現として認め、いたいようにいることを支える。管理も支配もノルマもない。そんなレッツの世界を旅するうちに、小松理虔さんの価値観が変化していくところがみどころです。 【目次】 1 ただ、そこにいる人たち 2 表現未満、表現以上 3 福祉と誤配 4 マジックワードを超えて 5 親亡きあとの福祉 6 支援を離れて生まれる余白 7 オガちゃんの500円 8 親の決定、友人との合意形成 9 支援と共事 10 「いろいろな人たち」の中にぼくもいる 11 はじまりの言葉 12 体験としての障害と福祉 13 いっしょにいる、ともに流れる 14 表現未満、はなぜか社会に広がる 15 オガ台車は問いかける 16 文化センターが壊す当事者「性」 17 散歩は地球を救う 18 オープン・ジャーナリズム 19 受け継がれるゲップ 20 対談 久保田翠(レッツ代表)×小松理虔 |
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