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尊厳なきバリアフリー |
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装幀 大森裕二 |
■好評発売中! 【STORES】現代書館ウェブショップからでしたらカード決済等での購入も可能です! 発送手数料も無料! https://gendaishokanshop.stores.jp/items/60210839aaf0433ca2cbf20f 「福祉のまちづくり」や「心のバリアフリー」は、はたして障害者の社会参加実現に役立ってきたのか。むしろ、それを阻む空気を社会に広めたのではないか。障害者の権利や意思が尊重される社会への転換を目指した問題提起の書。 【著者紹介・担当編集者より】 川内美彦(カワウチ・ヨシヒコ) アクセシビリティ研究所主宰。(一社)日本トイレ協会副会長。東洋大学人間科学総合研究所客員研究員。元東洋大学教授。一級建築士。博士(工学)。 1953年生まれ、広島県出身。頚髄損傷により19歳から車いす使用。1989〜90 年にアメリカで学ぶ機会を得た際に、自立生活運動のリーダーたちやユニバーサル・デザインの提唱者であるロン・メイスと親交を結び、薫陶を受ける。 だれにも使いやすく、安全な建物やまちづくりにおけるアクセシビリティやユニバーサル・デザインについて発言している。また障害のある人の社会への関わりについて、「人権」や「尊厳」の視点で分析し、平等な社会参加を権利として確立していく活動を展開している。 2000年「ロン・メイス21世紀デザイン賞」受賞。国および自治体における各種委員会の委員を歴任。 著書『ユニバーサル・デザインの仕組みをつくる』学芸出版社(2007/8)、『ユニバーサル・デザイン−−バリアフリーへの問いかけ』学芸出版社(2001/4)、『バリア・フル・ニッポン――障害を持つアクセス専門家が見たまちづくり』現代書館(1996/11)ほか多数。 JRでは、車いす対応座席のWEB予約ができるのは新幹線のみで、しかも3日前まで。このことを、著者の指摘で初めて知った。 国も全国の自治体も「福祉のまちづくり」を掲げてバリアフリーを推進してきたかに見えて、障害者の移動の自由をはじめとするアクセスビリティが十分に保障されているとは言い難い。 著者は、「福祉のまちづくり」という言葉そのものの問題点を指摘し、原点に立ち返って検証を試みている。「今さら?」と言われるかもしれない。 しかし、障害者の権利や尊厳が保障された社会にしていくには、こうしたスローガンの危うさを一つひとつ紐解いて、軌道修正していくことが大事だと思う。 【目次】 第1章 この国で障害をもつということ 第2章 夜遅く来るな 第3章 「心」「やさしさ」「思いやり」 第4章 「福祉のまちづくり」の歴史 第5章 社会モデルと権利条約と国内法 第6章 IPCガイドラインと2020行動計画 第7章 バリアフリー法 第8章 トイレの機能分散 第9章 新幹線の車いす席 第10章 ハンドル形車いすに対する差別 第11章 国交省の「権利」に対する姿勢 第12章 福祉、「福祉のまちづくり」、「心のバリアフリー 第13章 コロナ禍で見えたもの 付章第1 仙台での「福祉のまちづくり」と車いす市民交流集会 付章第2 朝日新聞厚生文化事業団の果たした役割 付章第3 町田市の取り組み 付章第4 1977年神戸市民の福祉を守る条例 付章第5 バリアフリー法 本書奥付ページに添付の「テキストデータ請求券」をお送り頂ければ、活字で利用できない方にはテキストデータを提供しております。 |
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