現代書館
社会一覧社会問題一覧書名一覧買物カゴを見る

凜として灯る

凜として灯る

装幀 アルビレオ

荒井裕樹 著
2022年6月17日発売!
判型
四六判並製 240ページ
定価
1800円+税
ISBN978-4-7684-3592-2

注文数
増やす
減らす
注文数を入力し、押して下さい
第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞後最初の書き下ろし作品!

好評発売中!

【STORES】現代書館ウェブショップは、カード決済等でもご購入いただけます。発送手数料も無料!
https://gendaishokanshop.stores.jp/items/62862846bc8f392a0afe52f1

【内容】
第15回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞後最初の書き下ろし作品!

その人は『モナ・リザ』にスプレーを噴射した。
理由を知るには人生を語る覚悟がいる。

1974年4月20日、東京国立博物館で開催された「モナ・リザ展」一般公開初日。人類の至宝と称される絵画「モナ・リザ」(レオナルド・ダ・ヴィンチ作)に、一人の女性が赤いスプレー塗料を噴射した。女性の名前は米津知子。当時25歳。「女性解放」を掲げたウーマン・リブの運動家だった。取り調べのために連行される警察車両の中で、彼女はクスクス笑いが込み上げていた。極度の緊張と、やっと落とし前をつけられたうれしさの中で。女として、障害者として、差別の被害と加害の狭間を彷徨いながら、その苦しみを「わたしごと」として生きるひとりの、輝きの足跡。

【著者紹介】
1980年、東京都生まれ。 専門は障害者文化論、日本近現代文学。 東京大学大学院人文社会系研究科修了。 博士(文学)。 二松学舎大学文学部准教授。 障害や病気とともに生きる人たちの自己表現活動をテーマに研究・執筆を続ける。 著書に『隔離の文学──ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『生きていく絵──アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房)、『差別されてる自覚はあるか──横田弘と青い芝の会「行動綱領」』(現代書館)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人──障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)などがある。


GO TOP
| ご注文方法 | 会社案内 | 個人情報保護 | リンク集 |

〒102-0072東京都千代田区飯田橋3-2-5
TEL:03-3221-1321 FAX:03-3262-5906