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誰もが性的人間として生きる

誰もが性的人間として生きる――知的障害と性

装幀 カプラ 河東田 文

河東田博 著
2024年1月16日発売!
判型
A5判 上製 240ページ
定価
3000円+税
ISBN978-4-7684-3600-4

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【内容】
知的障害のある人の「性のノーマライゼーション化」をたぐりよせる社会的啓蒙書!

知的障害のある人の性の問題は、歴史的・社会的に長年放置されてきた。本書では、その歴史的経緯を整理しつつ、現在、知的障害のある人に対する性教育がどの程度行われているのか、当事者が性に関する情報をどの程度把握し、認知・理解しているのか、その実態を明らかにしながら、学校卒業後の就労の場で今後どのように性教育実践を行っていったらよいのかを網羅的・具体的に検討していく。誰もが性的人間として生きる社会を実現するために、脱施設研究の第一人者である著者による長年の研究の集大成。

【目次】
第T部 知的障害のある人の性をめぐる社会的実態
第U部 性教育の義務化と当事者用性教育テキスト
第V部 知的障害のある人の性教育と性に関する認知・理解の実態と課題
第W部 「誰もが性的人間として生きる」:性教育実践と性的共生への展望

【著者紹介】
河東田博(かとうだ・ひろし)
東京学芸大学特殊教育学科卒業。ストックホルム教育大学(現ストックホルム大学)大学院教育学研究科博士課程修了(Ph.D)。1974年から86年まで12年間、東京都の社会福祉施設に勤務。86年から91年まで約5年間、スウェーデンに滞在。性教育の研究を行いながら、脱施設化や自立生活運動、当事者参加・参画にも関心をもち、研究を開始。四国学院大学、徳島大学・立教大学教授を経て、現在、浦和大学総合福祉学部客員教授。 主な著書に『スウェーデンの知的しょうがい者とノーマライゼーション』『脱施設化と地域生活支援:スウェーデンと日本』『入所施設だからこそ起きてしまった相模原障害者殺傷事件』などがある。


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