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国家と情報 |
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装幀 伊藤滋章 |
2010年10月、警視庁公安部外事三課のデータファイル114点がインターネット上に流出した。在日イスラム教徒を尾行し、モスクを監視し、家族関係を調べ、金融機関などの民間情報を収集した公安の違法捜査と事件が及ぼす問題を探る。 [著者紹介・編集担当者より] イスラム教徒であるというだけでテロリスト扱いされ、失職、経営不振、家族離散、孤立、精神障害……。イスラム敵視の対テロ政策、国家による情報収集の実態とずさんな管理の危険性を解き明かす。(香) 【目次】 本書刊行にあたって(梓澤和幸) なにが問題なのか―事件の見取り図(河ア健一郎) ■第T章 流出資料をめぐって 公安警察の隠微な歴史と外事3課の新設(青木理) 流出資料からみる公安警察の馬鹿げた実態(青木理) 警備情報活動と出入国管理行政との関係について(古屋哲) 「ムスリムの狙い撃ち」――公安警察の違法捜査(岩井信) 金融機関の公安警察に対する個人情報提供(上柳敏郎) 在日ムスリムを襲った無知と偏見(田原牧) 日本政府のムスリム敵視政策・歴史と変遷(田原牧) 「デュモン事件」と「公安テロ情報流出事件」(西中誠一郎) 日本のムスリムとその課題(前野直樹) ■第U章 シンポジウム「検証・公安テロ情報流出事件」 (青木理+田原牧+保坂展人+吉岡忍+梓澤和幸) ■第V章 資料集「公安テロ情報流出資料」 被害者の声を綴った証言コラムを掲載!! 『インパクション』182号(2011.11月) 朝鮮新報 10月28日 読書人 11月25日 『法学セミナー』 2012年1月号ほかで続々紹介されています! |
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