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アニメ研究入門 |
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装幀 伊藤滋章 |
「メディア芸術」として経産省も海外戦略を行うほどになった日本の「アニメ」。その“アニメ学”研究への道筋をつけるため、アニメ文化とともに育った気鋭の若手研究者9人が、自らの専門分野を駆使し、映像・音声・歴史・芸術・流通・視聴者・ジェンダーなど様々な視点から「アニメ」を読み解く方法を指南する。 本書で取り上げている作品は『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』『新世紀エヴァンゲリオン』『時をかける少女』……など多数!! [編著者紹介・編集担当者より] 小山昌宏(こやま・まさひろ) 情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科博士後期課程修了 博士(情報学)。現在、東京外国語大学 留学生日本語教育センター兼任講師、自然医科学研究所 常任研究員。専門は情報社会学、メディア論、映像文化(マンガ・アニメーション)研究。 著書に『宮崎駿マンガ論』『戦後「日本マンガ」論争史』(ともに現代書館)、『情報セキュリティの思想』(勁草書房)、編著書に『アニメへの変容』(現代書館)など。 須川亜紀子(すがわ・あきこ) ウォーリック大学大学院 映画テレビ学部博士課程修了 Ph.D.(人文学博士)。現在は関西外国語大学外国語学部 専任講師。専門はメディア(アニメ)とジェンダー。 著書に"Grotesque Cuteness of Shojo:Representations of Goth-Loli in Japanese Contemporary TV Anime"(Japanese Animation:East Asian Perspectives,ミシシッピ大学出版・香港大学出版)、"Fruits Basket by Natsuki Takaya"(The Critical Survey of Graphic Novels:Manga,Salem Press)、「文化・芸術」(『アニメーションの事典』朝倉書店)など。 海外で高い評価を受ける日本のマンガやアニメ。しかし、国内でその評価が得られ始めたのは1990年代に入ってからで、2003年にようやく文科省が「芸術」として認可した経緯を持つ。そのため、いまだ“アニメ学”は学術的に確立しておらず、まだまだ研究の余地を残している。 本書は、『風の谷のナウシカ』や『となりのトトロ』などを文学理論を通して分析したり、映像のアングルやショットなどから登場人物の表象分析を行ったり、『宇宙戦艦ヤマト』『機動戦士ガンダム』、そして『新世紀エヴァンゲリオン』に至るまでのヒーロー・ヒロイン像からジェンダー分析を行ったり……など様々な観点からの研究が可能であることを教えてくれる。 アニメ研究を志す学生も、そうでない人もアニメがもっと好きになる一冊。(山) 増補改訂版、好評発売中! |
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