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東北・蝦夷の魂 |
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装丁 中山銀士 |
■3月14日発売! 東北は古代から中央政権に蹂躙され続けた。阿弖流為(あてるい)vs坂上田村麻呂、安倍貞任・藤原経清vs源頼義、藤原泰衡vs源頼朝、九戸政実vs豊臣秀吉、奥羽越列藩同盟vs明治新政府。5度の侵略戦に敗れ、奪われ続けた資源と労働力。そして残されたのは放射能…。 中央政権が抹殺した東北の歴史を活き活きと復元する高橋克彦氏の真骨頂が遺憾無く発揮され、虐げられたゆえに生まれる強さや優しさが東北の魂であり、その魂こそが未来を拓くと説く。先人たちとの絆を心で感じる渾身のメッセージ! 【著者紹介】 1947年、岩手県釜石市生まれ、盛岡市在住。岩手中学・高校を経て早稲田大学商学部に進学。卒業後、浮世絵の研究者となり、久慈市のアレン短期大学専任講師となる。1983年に『写楽殺人事件』でデビュー。『炎立つ』『火怨』などの歴史小説のほか、ホラー、ミステリーなど、幅広いジャンルで活躍。大河ドラマ『炎立つ』、同じく『北条時宗』では原作を担当。江戸川乱歩賞を皮切りに、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、直木三十五賞、吉川英治文学賞、NHK放送文化賞、日本ミステリー文学大賞と華麗な受賞歴を重ねている。 【主要目次】 〈序幕〉追われる人々 ・消された東北の歴史 ・朝廷軍との対立の根 ・蝦夷(えみし)は「和」の国の人々だった 〈第一幕〉追われたのは出雲から ・出雲の竜信仰 ・陸奥(みちのく)という呼び名 ・伝承を復元する 〈第二幕〉失ったのは平和な楽園 ・多賀城造営と黄金の発見 ・蝦夷(えみし)と朝廷の三十年戦争 ・阿弖流為(あてるい)と田村麻呂(たむらまろ) 〈第三幕〉失ったのは豊かな共同社会 ・安倍氏と物部氏の連携 ・前九年の役の序章 鬼切部(おにきりべ)の戦い ・後三年の役 〈第四幕〉失ったのは豊かな資源 ・平泉とは ・頼朝の平泉攻めの真意 ・東北を攻める論理 〈第五幕〉切り裂かれた心 ・南部とは、蝦夷(えみし)とは ・九戸政実(くのへまさざね)の時代 ・政実が示した蝦夷(えみし)の意地 〈第六幕〉失ったのは誇り ・東北人にとっての戊辰戦争 ・東北のイメージをつくったのは誰か? ・東北弁への蔑視 〈終幕〉新しい世界を拓く東北の魂 ・奪われ続けた東北の富みと魂 ・蝦夷(えみし)の末裔として ・明日の世界に向けて |
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