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卍とハーケンクロイツ |
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装幀 伊藤滋章 |
卍(まんじ)のマークは古くから日本人の生活にとけ込んでいる「印」であり、広く世界に分布して仏教の印としてあがめられたマークである。だが、ドイツナチスのハーケンクロイツの印との類似で世界中で誤解されることになる。特にユダヤ人がホロコーストの関係からとても過敏に反応し、西洋社会では、敬遠され、敵視されるシンボルとなってしまっている。しかし卍は本来、吉祥の印であり、広く吉祥のシンボルとして使用したいという著者は、世界中の卍を調べ、本来の意味を分かりやすく説明している。 [著者紹介・編集担当者より] 古くから吉祥の印だった卍がナチスのために誤解され禁忌になって嫌われていく過程と、見えなくなった卍、またハーケンクロイツに隠れた十字架を引き出すことによって、その復権を果たそうとする著者の信念は一読に値する。卍研究書は市場には見つからない。 9/16 東京新聞「こちら特報部」で大きく紹介されました! |
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