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なして、原発 ? ! |
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装幀 伊藤滋章 |
最悪のレベル7と評価された福島原発事故後でさえ、再稼働や輸出が進められるのはなぜか。問題の所在が曖昧になろうとする今、工学、地質学、経済学、現職議員など各分野で活躍する12名の専門家たちが改めて原発について分かり易く解説。 [著者紹介・編集担当者より] 山口幸夫(やまぐち・ゆきお) 1937年、新潟県十日町生まれ。1965年、東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。工学博士(物性物理学)。米ノースウェスタン大学、東京大学などを経て、現在は原子力資料情報室共同代表。 著書 『ハンドブック原発事故と放射能』(岩波書店、2012年)『理科がおもしろくなる12話』(岩波書店、2001年)『エントロピーと地球環境』(七つ森書館、2001年)『まるで原発などないかのように』(共著、原発老朽化問題研究会編、現代書館、2008年)ほか。 新潟県は、発電容量が世界最大となる「柏崎刈羽原発」を抱えている。2007年の新潟県中越沖地震によって、その全7基が停止し、地域住民は原発に対する不安を強めた。 本書は、福島原発事故が起きる前の、その新潟で、原発の諸問題を総合的に学び直そうと企画され、事故後の2011年〜12年に開催された連続講座をまとめたものである(同講座は今年も開催中)。 新潟や福島の住民だけでなく、地震大国であるにもかかわらず原発が各地に54基もある日本で生活するすべての人に、身に迫る問題として捉え、改めて原発について考えてほしい。 【目次】 まえがき 高野秀男(新潟県平和運動センター事務局) 第一章 原子力の何が問題か「核と人類は共存できない」 山口幸夫(原子力資料情報室) 第二章 柏崎刈羽原発反対運動の歴史 武本和幸(原発反対刈羽村を守る会・柏崎原発反対同盟) 第三章 日本列島の成り立ちと新潟県の地質・地盤 立石雅昭(新潟大学名誉教授) 第四章 原発のしくみと危険性 上澤千尋(原子力資料情報室) 第五章 被ばくのリスクと被ばく労働の実態 渡辺美紀子(原子力資料情報室)+崎山比早子(高木学校) 第六章 日本のエネルギー事情 西尾漠(原子力資料情報室) 第七章 自然エネルギーの可能性 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所) 第八章 原発の発電は安いか。原発のコスト 大島堅一(立命館大学教授) 第九章 放射性廃棄物のゆくえ 伴英幸(原子力資料情報室) 第十章 原発と自治体財政 伊藤久雄(東京自治研センター)+矢部忠夫(柏崎市議・柏崎刈羽原発反対地元三団体共同代表) |
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