装幀 伊藤滋章
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山谷哲夫 著
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判型
| 四六判 上製 |
232ページ |
定価
| 1800円+税 |
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韓流ファンで賑わう東京・大久保は、韓国家庭料理やコスメの店がひしめく一大コリアンタウン。しかし、かつてその街で「立ちんぼう」と呼ばれる娼婦たちが生きた。日雇い労務者、ラブホテル経営者……など様々な人生が交錯した街のルポ。
[著者紹介・編集担当者より] 山谷哲夫 (やまたに・てつお) 1947年、富山県高岡市生まれ。72年、早稲田大学第一文学部卒業。74年、文化庁在外研修員として、英国映画協会にてドキュメンタリー映画を学ぶ。86年、西オーストラリア大学客員研究員。80〜99年まで日本映画学校(現・日本映画大学)でドキュメンタリー映画を教える。
都内でも最大規模の歓楽街である新宿・歌舞伎町から大通りをはさんですぐ隣に位置する大久保町1丁目と百人町1丁目。この辺りを「裏歌舞伎町」と呼ぶ。著者はそこでコンビニ店員やラブホテル従業員として働き、場末の居酒屋や銭湯などにも足を運ぶ。さらにはホームレスを装い取材を行う徹底ぶり。街に溶け込む中で見えてくる様々な人生模様。欲望や愛憎を越えて、この街に生きる、生きざるを得なかった人々の悲哀を描き出している。
1/8 夕刊フジで紹介されました!
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