装幀 伊藤滋章
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三上治 著
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判型
| 四六判 上製 |
244ページ |
定価
| 2200円+税 |
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日本の戦後思想史、文学史に名を残し、未だ多くの人々に支持される「巨人」吉本隆明と中上健次。 彼らと同時代を伴走、深く接しながら、その思考と表現の真髄に迫ってきた著者が独自の視点を駆使して紡いだ傑作評伝/評論。3・11後も、なぜ吉本隆明は最後まで『反核異論』の立場=反・反原発論を捨てなかったのか? 没後四半世紀を経て未だ読み継がれる作家、中上健次にとって『路地』とは何であったのか? 両者が何を問題としてえぐり出そうとし、また撃たれるべき対象をいかに捉えていたか。両者の死までを、共に旺盛に活動してきた著者のみが再現し得る時代の空気とともに十全に描き出す!
[著者紹介・編集担当者より] 1941年、三重県四日市市生まれ。評論家。1960年、中央大学法学部に入学し、安保闘争に参加。社会主義学生同盟全国委員長を経て、第二次ブントに参加、全共闘運動等に加わる。その後、政治的実践から執筆活動へ移行。著書『幻想の革命 党派思想の彼岸へ』(三一書房)、『三島・角栄・江藤淳 保守思想の構図』(彩流社)、『1960年代論』(批評社)、『憲法の核心は権力の問題である』(御茶の水書房)等。
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