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刑務官 佐伯茂男の苦悩 |
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装丁 中山銀士 |
統括矯正処遇官(教育担当)佐伯茂男。教育担当は死刑囚の“お守役”といわれ、死刑囚からの信頼は圧倒的に厚い。 その佐伯の勤務する拘置所に、幼稚園児13人と教諭1人を惨殺し、罪を悔いることなく早期処刑を望む石堂俊也が移送されてきた。 死の恐怖におびえる死刑囚と密着している精神的苦痛、死刑を執行する刑務官の心の傷……。 圧倒的なリアリティで死刑囚と刑務官の関係を描き出す衝撃のノンフィクション・ノベル! [編著者紹介・編集担当者より] 死刑制度は死刑囚だけでなく、死刑を執行する刑務官にとっても重い問題である。見えない見せない死刑の裏側をリアルに描き出し事件の背景、そして刑務官の苦悩を考える。(猫) 著者の小笠原さんは1945年生まれ。年中央大学法学部卒。千葉県野田市役所勤務、雑誌『市民』を経て、工場労働者、警備員などの傍ら執筆活動を続ける。著書『少年は、なぜ殺人犯にされたか』(発売・徳間書店)、 『李珍宇の謎』(三一書房)『宮崎勉事件 夢の中』(現代人文社)、『少年「犯罪」シンドローム』『ニッポン人、元気ですか』『霊園はワンダーランド』『学校はパラダイス』『出口のない家』『帰ってきたかい人21面相』(以上、現代書館)、『美空ひばり 平和をうたう』(時潮社)。 元刑務官・ノンフィクション作家 坂本敏夫氏激賞! |
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