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にっぽんフクシマ原発劇場 |
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装幀 伊藤滋章 |
福島第一原発の事故という恐るべき事態は、フクシマに何をもたらしたのか。その社会、人間の模様を2011年から2014年にかけ追った気鋭 のフォトジャーナリストによるルポ。著者が追ったフクシマは以下のような場所であった━━。 放射能汚染により帰還困難区域となった浪江町津島には地域の酪農家には廃業するものもあれば、命を絶つことを選んだものもあり、また新たな場 所で酪農を再開するものもあった。また帰還困難区域からの避難を拒み故郷と共に命を終えることを望んだものもあれば、この歴史的な惨事で儲け る商売もあれば、儲けそこなった人もあった。世間の事故への注目は減衰していったが、収束作業は未だ終わらない。冬が来て春が来る。季節の移 り変わりを繰り返すなかで、人々の悲しみが、せつなさがあった。 小学館ノンフィクション賞受賞の著者がレンズとペンでえぐり迫る。しかしフクシマにとってフクシマとは何なのだ ろうか。読む者に迫る。 [著者紹介・編集担当者より] 八木澤高明(やぎさわ・たかあき) 1972年生。写真週刊誌『フライデー』カメラマンを経て、2004年よりフリーランス。『マオキッズ─毛沢東のこどもたちを巡る旅』(小学 館)で2012年、第19回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。他の著書に『ネパールに生きる』(新泉社)、『黄金町マリア』(ミリオン 出版)、『写真録・さらば中国』(ミリオン出版)、『フクシマ物語─幸四郎の村』(新日本出版社)、『フクシマ2011、沈黙の春』(新日本 出版社)、『娼婦たちから見た日本』(KADOKAWA)がある。 |
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