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ポルトガル 震災と独裁、そして近代へ |
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装幀 伊藤滋章 |
中世期、スペインと世界を二分する海洋大国であったポルトガルだが、17世紀以降、近代化の波に乗り遅れ、1755年にはリスボン大震災に襲われる。大地震と津波により6万〜7万人が死亡し、首都は壊滅。混乱に乗じて権力を掌握したポンバル侯爵は恐怖政治を行う一方、素早い復興政策によって、めざましい成果を収める。激しい毀誉褒貶を通じて、「政治リーダーに求められる資質とは何か?」大いに考えさせられる。 また、大震災を契機として「中堅国家として身の丈に合った国づくり」に邁進する姿は、現代日本にとって学ぶべき点が多く見られ、歴史教訓の宝庫である。 |
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