装幀 伊藤滋章
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今年はロシア革命100年。風刺画・コマ割りまんが102点とアネクドート(ロシアンジョーク)で、ボルシェビキの権力闘争、社会主義国家の建設、トロツキー追放からスターリン独裁まで、ロシア革命・新生ソヴィエトを読み解く超ユニークな1冊。
[著者紹介・編集担当者より] 旧ソ連のアネクドート集はそれなりに出ているが風刺画集は出ていない。本書掲載の風刺画・プロパガンダポスター102点のうち、ソ連公式ポスターや、ロシアの有名な画家のパロディ画などもあるが95%は未見の絵・まんが。また単に、風刺画とアネクドートを集めただけでなく、それでロシア革命の歴史やその中の権力闘争、世界情勢まで一つの歴史観をもった解説本に仕上がっている。(猫)
著者の若林悠さん(ペンネーム)は、同志社大学文学部卒。風刺画収集家。特に戦争関連。風刺画に描かれた当時の認識と、現在の一般的な認識が、時に激しい隔たりを生じていることに注目し、本の執筆を思い立つ。また、風刺画には一枚絵のものに加えて、質の高いコマ割りまんがが100年以上前から存在したことも、世間に紹介したい。著書『 ヒトラー サラリーマンがそのまま使える自己PRとマネジメント術』
監修者の桑野隆さんは、1947年生まれ。東京外国語大学大学院(スラヴ系言語)修了。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門はロシア文化・思想。著書に『バフチン カーニヴァル・対話・笑い』(平凡社新書)、『20世紀ロシア思想史』(岩波書店)、他多数。
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