装幀 大森裕二
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瀬木比呂志 著
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判型
| 四六判 並製 |
304ページ |
定価
| 2000円+税 |
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明治大学法科大学院教授であり、元裁判官による社会派エッセイ。リベラリストである瀬木氏が、さまざまなテーマからリベラリズムの意義と役割を詳解。法律家(裁判官、検事)の中にすら法治主義を理解していない人物がいる現状を踏まえ、マスコミにも市民にも法律・司法制度を理解する重要性を示す。別の章では教養の大切さを検証し、さらに別の章では自身の生い立ちや闘病記を記し、個として生き抜くためのリベラリズムと教養の重要性を説く。生前に付き合いのあった稀代のリベラリスト鶴見俊輔氏についても詳述する。
【著者紹介・担当編集者より】 愛知県出身、1954年生まれ。東京大学法学部卒。1979年から裁判官。東京地裁、最高裁等に勤務。アメリカ留学。2012年より明治大学法科大学院教授に就任。著書『絶望の裁判所』『ニッポンの裁判』(ともに講談社現代新書)等が大ヒット。『ニッポンの裁判』では城山三郎賞受賞(2015年)。『リベラルアーツの学び方』、『黒い巨塔―最高裁判所』(小説)、対談本『裁判所の正体──法服を着た役人たち』では、日本テレビ記者の清水潔氏と対談。他、専門書多数。ペンネーム関根牧彦名義では『内的転向論』、『心を求めて』、『映画館の妖精』、『対話としての読書』等がある。
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