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核なき未来へ

核なき未来へ――被爆二世からのメッセージ

装幀 大森裕二

森川聖詩 著
判型
四六判 上製 384ページ
定価
3000円+税
ISBN978-4-7684-5849-5

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著者が被爆二世としての自らの半生を綴り、核兵器と原発との関連性を指摘し、再生可能エネルギーへの希望を語る空前絶後の非核論。若者は核のない未来をつくるためにどう行動すべきなのか。著者の熱いメッセージが心を打つ。

【著者紹介・担当編集者より】
神奈川県原爆被災者の会二世支部副支部長
広島市被爆体験伝承者養成研修6期生
元・関東被爆二世連絡協議会委員長

1954年 広島市生まれ 
1977年 上智大学文学部新聞学科卒業 病院勤務の後
1980年 郵政省職員として神奈川県内郵便局に勤務(郵便内務、総務事務職)
1991年 簡易保険・訪問営業職に着任
2003年以降 南関東支社・営業インストラクター、新人育成チーフトレーナー、営業力 養成センター次長などを歴任後
2011年 大和郵便局副局長に就任
2014年 定年退職 再雇用職に
2016年8月 南関東支社金融営業部金融渉外本部専門役を最後に、日本郵便株式会社を退職



【目次】
序章 次世代に向けて――この本を読まれる方へ
1 原爆被爆と被爆者
2 被爆二世問題を問う
3 なぜ、私はこの本を書くのか

第一章 私の半生から@ 少年時代から大学卒業まで――被爆二世を意識して
1 少年(小学生)のころ
2 中学・高校時代のころ
3 大学に進学して
4 留学生活〜差別問題への気づき
5 留学生活〜インターナショナル・スチューデントハウス、そしてヨーロッパ旅行
6 留学生活〜ジョージワシントン大学での学生生活
7 留学から帰ってきて

第二章 私の半生からA 就職??病院での仕事、労働争議と被爆二世運動
1 就職差別、病院への就職〜労働争議
2 関東被爆二世連絡協議会の結成と全国被爆二世連絡協議会(準備会)への参加
3 被爆二世運動の試練〜「被爆二世健康調査」のねらいと本質
4 病院の職場から去る

第三章 私の半生からB 郵便局という職場との出会い
1 郵便局への転職
2 郵便局で働いて 被爆二世運動が直面した壁 不思議な出会い
3 結婚
4 出会えなかった、わが子のこと
5 転勤
6 保険課・外務へ(職種変更)
7 営業インストラクター、新人育成トレーナー、そして管理者
8 再び被爆二世運動への思い 定年へ

第四章 被爆二世としての新たな出会いから
1 吉田敬三さんとの出会い
2 父との確執
3 慢性病・症状の軽減と克服に向けて

第五章 新たな人生への船出と出会い
1 退職とその後
2 エネ経会議事務局での活動
3 沖西慶子さんとの出会い、父との「和解」、そして被爆体験伝承者への道
4 阪口悠さんとの出会い

第六章 被爆二世問題を考える――被爆二世問題の本質とは
1 はじめに
2 放射線の遺伝的影響について
3 差別と偏見
4 被爆者の子ども、被爆二世(本人)、被爆三世の親としての被爆二世

第七章 改めて被爆二世問題とは――核問題とのかかわりから考える
1 核を抱きしめた国・日本〜核廃絶への道
2 「核抑止論」と「核の傘」
3 日本における原子力発電所(原発)の歴史と日本の核武装
4 「化石燃料枯渇」と「原発の必要性」の誤謬
5 核燃料サイクル
6 なぜ私が原発に反対するのか
7 小出裕章さんとの出会い
8 再生可能エネルギーの推進はなぜ急務か?
9 「世界唯一の被爆国」との訣別を!
10 核兵器廃絶、原発ゼロ、核(核兵器・原発・核実験…)被害者(ヒバク
シャ・被災者・避難者)支援・“ほしょう”は三位一体!
11 「多文化共生社会」の創造と核廃絶!

第八章 核なき未来へ! 今日から、明日…未来につながる一歩を!
1 “核兵器廃絶とヒバクシャ国際署名”への参加を!
2 “被爆者の被爆証言ビデオ”の視聴を!
3 パワーシフト・キャンペーン
4 FoE Japanの活動 
5 グリーンピープルズパワー株式会社
6 「相乗りくん」(上田市民エネルギー)
7 鈴木悌介さんについて
8 「かなごてファーム」(ふたたび小山田大和さんの活動について)
9 「原発避難者と歩む@川越」
10 『いのちの岐路に立つ』

終章 この本を読まれた方へ 私からのメッセージ――まとめにかえて
年表(日本・世界・自分史)
参考文献(この本を書くにあたって参考にしたもの)
あとがき


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