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政権交代が必要なのは、総理が嫌いだからじゃない |
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装幀 伊藤滋章 |
■好評発売中! 今の政治や経済、社会の停滞のメカニズムを分かりやすく解き明かし、アベノミクスや「反緊縮」とは前提を異にする、まったく新しい見地からの経済政策と社会のビジョンを提示する。人口減少時代を迎え、従来の人口増加時代の経済認識やアプローチを転換させることが不可欠であり、インフレ誘導や国債発行などの対症療法ではなく、政策決定過程の透明化や民主化等を通じた根治的な経済・社会の体質改善が迫られていることを丁寧に説く。 もう「野党支持者には対案が無い」なんて言わせない! 【著者プロフィール】 田中信一郎(たなか・しんいちろう) 千葉商科大学基盤教育機構准教授、博士(政治学)。 明治大学大学院政治経済学研究科博士後期課程修了。 国会議員政策秘書、明治大学助手、横浜市、内閣府、内閣官房、長野県、自然エネルギー財団などを経て、2019年4月から現職。著書に『国会質問制度の研究』(日本出版ネットワーク)、『信州はエネルギーシフトする』(築地書館)などがある。 【目次】 はじめに――人口減少を受け止めない日本 第1章 なぜ人口が減少しているのか? @ 有史以来初の人口減少 A 人口減少が続くとどうなるか B 希望と現実のギャップ C 婚姻のボトルネック D 出産のボトルネック E 出生率の回復に成功した3か国 F 的を外す少子化対策 G 少子化と引き換えの経済の回復 H 少子化を助長する大都市集中 I 既存の経済構造が人口減少を招いている 【論争コラム1】子どもの社会保障をどうするか? 第2章 なぜ人口減少をもたらす経済になってしまったのか? @ 高度成長を実現した戦後経済 A 成長と下落を繰り返した平成経済 B アベノミクス前哨戦だったバブル後の経済政策 C 総力戦のアベノミクス D 景気拡大とデフレの矛盾 E 景気変動の問題なのか F 人口構成の変化 G 国際環境の変化 H 基盤技術の変化 I 逆説の経済成長 【論争コラム2】消費税をどうするか? 第3章 なぜ誤った経済政策を続けてきたのか? @ 経済成長と人口増加を前提とする部分最適の行政 A 部分最適を前提にした内閣システム B 部分最適の擁護者たる自民党と支持団体 C 政府と与党を統制できない未成熟な国会システム D 中間団体を前提とする選挙制度 E 構想と能力が不足する野党 F 非自民政権の教訓 G 安倍政権とはなにか H タテマエとホンネの国家方針 I 政権交代と経済政策の転換は一体不可分 【論争コラム3】選挙制度をどうするか 第4章 政治を変えれば社会は良くなるのか? @ 必要条件としての政策転換 A 少子化なのに保育園が足りないわけ B 心筋梗塞・脳梗塞で倒れるわけ C 不動産価値が目減りするわけ D 再生可能エネルギーでトラブルが起きるわけ E 気候変動に伴う環境制約 F 市場のデザインと運営 G 十分条件としての個人の行動:人々の参画と行動を必要とする社会 H 歩く民主主義 I あらゆる現場での自立した個人による変革 【論争コラム4】住宅の集約化をどうするか? 第5章 どのようにして低成長と人口減少に適応するのか? @ カギは経済政策の転換 A 野党が準備すべきこと B 政策転換の条件整備とアベノミクスの総括 C 賃金・所得アップによる安定需要の確保 D 政策プロセスの透明化・公正化による効果的な資源配分 E 公正な市場デザインによる活力の創出 F エネルギーを突破口にするイノベーションと産業転換 G 人口減少社会に必要なインフラ投資と地域経済の安定化 H 権力と学びが比例する社会への転換 I 国際ルールをレビューし、グローバリゼーションと上手につきあう 【論争コラム5】予算をどうするか? 【論争コラム6】気候変動と相次ぐ激甚災害。防災をどうするか? おわりに――社会を変えるのは、あなた あとがき |
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