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まんが キジムナーkids(下) |
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装幀 桜井雄一郎 |
■好評発売中! 【STORES】現代書館ウェブショップは、カード決済等でもご購入いただけます。発送手数料も無料! https://gendaishokanshop.stores.jp/items/621d9004bfe68b6b6dd3e9c5 ウルトラマン、特撮ヒーローものの伝説のシナリオライター上原正三さんによる自伝的物語を、 気鋭の漫画家・横山旬さんが迫力の筆致で描く――。 第33回坪田譲治文学賞受賞作品、待望の漫画化! 冒険の毎日からそれぞれの旅立ちへ―― 魂(マブイ)に触れ、友と別れ、少年は若者になる。 主人公のちょっと臆病な「ハナー」、小学生なのにタバコを吸う謎の少年「サンデー」、沖縄戦で両親を失いヤギの泣き声しか発しなくなった絵の好きな「ベーグァ」、同じく沖縄戦で母親と兄、それから右腕を失った「ポーポー」、ハブ捕り名人のオジイと暮らす「ハブジロー」。 5人の小学生たち〈キジムナーkids〉は、聖なる御嶽のガジュマルの樹上に秘密基地「キジムナーハウス」をつくり根城としている。生きるためならなんでもやる、奪われたところから奪い返す―米軍物資のかっぱらいで危険な目に遭いながら「戦果」をあげたり、葬式の場で踊りを披露してご馳走にありついたり、それぞれの物語を背負いながら、少年たちは米軍政下の沖縄でたくましく生きている。 緊張感に満ちた冒険の毎日。いっぽう、授業で「自由とは何か」と問いつづける「ヨカ先生」、沖縄復興の夢を見るあこがれの戦果王「アマワリ」、身を売りながらも孤児院の設立を夢見ているマドンナ的存在「ハル」、そして、戦後も日本軍の軍服を着て沖縄戦で亡くなった人たちの遺骨を磨き、洞窟に集めている「マジムン(亡霊)」と呼ばれる「フリムン(きちがい)軍曹」。そんなおとなたちとの出会いをとおして、少年たちは沖縄の「魂(マブイ)」に触れることになる。 しかし別れは訪れる。ほんの短い少年時代のひとときが終わり、若者への階段をのぼりはじめる。 【著者紹介】 上原正三(うえはら・しょうぞう) 1937年沖縄生まれ。中央大学卒業。シナリオライター。『帰ってきたウルトラマン』(円谷プロ)、『がんばれ!! ロボコン』(東映)、『秘密戦隊ゴレンジャー』(東映)、『宇宙刑事ギャバン』(東映)など多くの作品のメインライターを務め、ヒットに導いた。 2020年死去。 横山旬(よこやま・じゅん) 千葉県成田市出まれ。漫画家。 多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒。 主な作品に『白い狸』『変身!』『アライグマンといっしょ』『午後9時15分の演劇論』(いずれもビームコミックス)など。 |
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