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岐路に立つ「動物園大国」 |
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装幀 伊藤滋章 |
■好評発売中! 【STORES】現代書館ウェブショップは、カード決済等でもご購入いただけます。発送手数料も無料! https://gendaishokanshop.stores.jp/items/621ca69447a53427ce9cd136 日本初の動物園として開園した上野動物園は2022年、140周年を迎えました。現在、動物園で生まれて祝福されるのも束の間、様々な事情から飼いきれなくなって、園外へと運び出されていく動物がたくさんいます。いったい日本の動物園では何が起きているのか? 本書では、大量の公文書のなかに動物たちの移動を追い、北は北海道から南は鹿児島まで全国の動物園を取材し、日本の動物園のいまを浮き彫りにしようと試みています。 動物商というビジネスの実態、動物福祉の最前線にも迫る! 【主要目次】 第1章 余る動物――ライオンは「猫より安い」 第2章 商われる動物――動物交換、転売の末、死に追い込まれたシマウマ 第3章 日本が「レッサーパンダ王国」になった理由――マッチングされる動物 第4章 動物たちの「苦痛」を軽減するために――急がれる動物福祉の充実 第5章 自然環境や野生動物を守るため、動物園にできること 第6章 そもそも動物園は必要なのか?――岐路に立つ「動物園大国」 【著者紹介】 太田匡彦(おおた・まさひこ) 同業他社を経て2001年朝日新聞社に入社。東京経済部で流通業界などの取材を担当した後、AERA編集部在籍中の2008年に犬の殺処分問題の取材を始めた。著書に『犬を殺すのは誰か ペット流通の闇』(朝日文庫)、『「奴隷」になった犬、そして猫』(朝日新聞出版)、共著に『動物のいのちを考える』?(朔北社)など。 北上田剛(きたうえだ・ごう) 同業他社を経て2007年朝日新聞社に入社。大阪社会部や名古屋報道センター、東京特別報道部などで取材。かつてヘルパーの仕事をしていたことがあり、福祉分野に関心がある。 鈴木彩子(すずき・あやこ) 2003年に朝日新聞社入社。科学医療部で自然災害や環境問題、身近な病気や健康の話題を取材してきた。動物園は「いちユーザー」だったが、地球を考える場としての奥深さをあらためて実感した。 |
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