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俳句が伝える戦時下のウクライナ |
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装丁:桜井雄一郎 |
■好評発売中! 【STORES】現代書館ウェブショップは、カード決済等でもご購入いただけます。発送手数料も無料! https://gendaishokanshop.stores.jp/items/649abe15e12a95002efc32e3 【内容】 NHK ETV 特集「戦禍の中の HAIKU」で大反響 !! 戦争からの距離ゼロメートル。 戦禍のリアルを伝える六十の俳句、語る言葉。 ロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始開始して以降、ウクライナの人たちは何を思い、どのように暮らしているのか。ウクライナで俳句を詠んでいる7人に、俳句を寄せてもらい、インタビューを実施した。 10時間超のインタビューを通じて、過酷な状況下で暮らす人の姿が見えてくる。警報が鳴ったら家の中で2枚の壁の間に隠れる「22枚の壁ルール」。 警報が鳴ってミサイルが着弾するまでの40秒を息を潜めて数える生活。 戦況報道だけでは見えてこない「戦禍の言葉」が生々しく語られる。 色失せた 凍える女 地平線が震える 私は、これは戦争だ、これが戦争の顔なのだと思いました。その頃には、キーウには避難民が移送されてきていましたし、その中にはブチャからやってきた人たちもいました。彼女はブチャかイルピンから来たのかもしれないと思いました。恐ろしいことを体験したのかもしれません。(マイヤさん、キーウ在住) うつくしき 空より飛来 ロケット我らに 空や雲を眺めながら、私は、この美しい空が人びとを毎日殺している砲撃をもた らしているのだと気がついたのです。残念ながら、この美しいものが死と手を取 り合って歩んでいるのだと。(ブラジスラバさん、ハルキウ在住) 【著者紹介】 馬場朝子(ばば・ともこ) 1951年熊本生まれ。1970年よりモスクワ国立大学文学部に6年間留学。 帰国後、NHKに入局、ディレクターとして番組制作に従事。「スターリン 家族の悲劇」「トルストイの家出」「ロシア 兵士たちの日露戦争」「未完の大作アニメに挑む―映像詩人ノルシュテインの世界」「揺れる大国 プーチンのロシア―膨張するロシア正教」など、ソ連・ロシアのドキュメンタリー番組を40本以上制作。 著書に『タルコフスキー:若き日、亡命、そして死』(青土社)、『低線量汚染地域からの報告:チェルノブイリ26年後の健康被害』(共著 NHK 出版)、『ロシアのなかのソ連:さびしい大国、人と暮らしと戦争と』(現代書館、2022年)など。 |
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