現代書館
文芸一覧文芸・エッセイ・文芸評論一覧書名一覧買物カゴを見る

鴎外の遺品

鴎外の遺品――森於菟と台湾 遥かなる旅路

装幀 大森裕二

多胡吉郎 著
2024年9月中旬発売!
判型
四六判 上製 312ページ
定価
2700円+税
ISBN978-4-7684-5965-2

注文数
増やす
減らす
注文数を入力し、押して下さい
好評発売中!

【STORES】現代書館ウェブショップからでしたらカード決済等での購入も可能です!
発送手数料も無料!
https://gendaishokanshop.stores.jp/items/66cd5adbc4153f0669b1c096

【内容】
森鴎外の遺品がつないだ、日本と台湾「もうひとつの絆」

森鴎外の長男・於菟の台北帝国大学医学部教授就任に伴い、鴎外の遺品は台湾に運ばれた。異郷の地で、鴎外の遺品と向き合いながら、於菟は日本人と台湾人を分け隔てることなく人々と接し、台湾医学の発展に多大な貢献を果たす。敗戦時、於菟は鴎外の遺品を台湾に置いて帰国せざるを得なかったが、後年、台湾人の無償の尽力によって日本への返還が実現。本書では、台湾取材を含む綿密な調査を基に、鴎外の遺品がつないだ日本と台湾を結ぶ心の架け橋を描く。
国家や民族を超え、こだまし合う鴎外の余香……。


【主要目次】
プロローグ 『天寵』の画家・宮芳平の絵
第一章 森於菟の孤独
第二章 新天地、台湾へ
第三章 観潮楼焼失〜台湾の於菟 その一〜
第四章 「後端」に生きて〜台湾の於菟 その二〜
第五章 敗戦前後〜台湾の於菟 その三〜
第六章 森於菟の帰国 
第七章 台湾に残された鴎外の遺品
第八章 時はめぐり〜最後の遺品返還〜
エピローグ 二〇二三年十二月・台湾

【著者紹介】
多胡吉郎(たご・きちろう)
作家。1956年生まれ。東京大学文学部国文学科卒。NHKでのディレクター、プロデューサー経験を経て、2002年に独立、文筆の道に入る。主な著書に、『スコットランドの漱石』(文春新書)、『リリー、モーツァルトを弾いて下さい』(河出書房新社)、『長沢鼎 ブドウ王になったラスト・サムライ〜海を越え、地に熟し〜』(現代書館)、『猫を描く〜古今東西、画家たちの猫愛の物語〜』(現代書館)その他がある。
2023年、『生命の谺 川端康成と「特攻」』(現代書館)により、第35回和辻哲郎文化賞を受賞。


GO TOP
| ご注文方法 | 会社案内 | 個人情報保護 | リンク集 |

〒102-0072東京都千代田区飯田橋3-2-5
TEL:03-3221-1321 FAX:03-3262-5906