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タイムスリップ・ツーリズム

タイムスリップ・ツーリズム――古代の飛鳥・江戸の吉原・大正末期の湘南へ、現実逃避ぶらり旅

装丁:桜井雄一郎

前田 潤 著
2025年5月12日発売!
判型
A5判 並製 164ページ
定価
2000円+税
ISBN978-4-7684-5974-4

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【内容】
持ち物は本と地図、ほんの少しの想像力。時代を旅する四次元ツアーガイド――目的地は「過去」!

日常が嫌になった。旅でもしなけりゃ、やってられない。でもいかんせん、金がない。時間も、体力もない……そうだ、過去の歴史へ「タイムスリップ」の旅に出よう。
ルールは簡単。時代を決めて、その時代と関わる何冊かの本を読み込む。そして、旅先の風景に想像した時代をピタリと重ねてみる。

ひとたび本書を開けば、そこは現実・本・想像の世界が入り乱れる異次元空間。
古代は飛鳥時代、いにしえの日本の息吹を感じる奈良県明日香村・橿原市を縦横無尽に旅し、大化の改新の秘密に迫る。
近世は天明・寛政の御世、町人文化の痕跡が随所に残る東京下町を駆け巡り、蔦屋重三郎の生涯を追う。 
近代は大正末期、鎌倉市・藤沢市で江ノ島電鉄に揺られ、垂れこめた雲と泥濘色の海が広がる江の島に、芥川龍之介の晩年の苦悩をみる。

日本近代文学研究者である著者が、魅力的な数々の本を旅のお供に、過去と現在を行き来しながら各時代の歴史や人物にゆかりのある街並みや遺構を歩く。
いざ、歴史と今が交差する空想の時間旅行へ!


【主要目次】

はじめに

第一章 古代・飛鳥編〜大化の改新へのタイムスリップ〜
 益田岩船/牽牛子塚古墳(アサガオ古墳)/岩屋山古墳/酒船石/奈良文化財研究所飛鳥資料館/川原寺跡/石舞台古墳/談山神社/御破裂山山頂/陵山里古墳群/御破裂山山頂/陵山里古墳群/板蓋宮:六四五年六月十二日 乙巳の変
第二章 近世・吉原編〜蔦屋重三郎の人生へのタイムスリップ〜
 台東区三ノ輪/見返り柳〜よし原大門/日本橋小伝馬町/台東区上野/上野寛永寺/浄土宗寺院成覚寺:寛政元年七月七日 恋川春町の最期
第三章 近代・湘南編〜芥川龍之介の晩年へのタイムスリップ〜
 由比若宮(元八幡)神社/「小町園」/「和田塚」/割烹旅館「東屋」跡地/割烹旅館「東屋」跡地/湘南海岸公園/引地川河口:一九二七年 芥川龍之介の最期/割烹旅館「東屋」門柱

あとがき


【旅のお供】
松本清張『火の路』/『日本書紀』
山東京伝『江戸生艶気樺焼』/恋川春町『鸚鵡返文武二道』
芥川龍之介「歯車」「蜃気楼」 ほか

【著者紹介】
前田 潤(まえだ・じゅん)
1966年東京生まれ。早稲田大学卒業。立教大学にて学位取得。博士(文学)。専攻は日本近代文学。大学・予備校講師。共著書多数。主著に、『地震と文学――災厄と共に生きていくための文学史』(笠間書院、2016年)、『漱石のいない写真――文豪たちの陰影』(現代書館、2019年)、『古都に、消える。――流浪の家族と空洞の古代史』(現代書館、2021年)がある。


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