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三池藩(下手渡藩) |
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装幀 伊藤滋章(基本デザイン・中山銀士) |
立花種次が元和7年(1621年)、三池(現在の福岡県大牟田市)に陣屋を構えて、三池藩が立藩した。1万石の外様小藩であったが、歴代の藩主からは、江戸幕府の要職である若年寄(6代種周)や老中(8代種恭)に就任した優秀な人材が輩出している。江戸時代中期に三池藩が奥州下手渡(現在の福島県伊達市)へ領地替えとなったが、嘉永4年(1851年)、再び三池に半知復封した。2代種長の治世の元文3年(1738年)、三池稲荷山で石炭の掘削が始まり、寛政2年(1790年)には石山法度(炭山取締規則)が制定されて、三池炭鉱の基礎ができた。 |
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