現代書館

多機関協働がうごき出す――全方位型アセスメントを使った困難事例の解きほぐし方

装幀 北田雄一郎
伊藤健次・土屋幸己・竹端 寛 著
2025年1月22日発売!
判型
A5判 並製 176ページ
定価
2200円+税
好評発売中!

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【内容】
大好評既刊『「困難事例」を解きほぐす』の続編となる実践編!

『「困難事例」を解きほぐす』の続編であり、実践編。前著で取り扱った「全方位型アセスメント・支援」の手法を、各自治体で実施される「重層的支援会議」に導入・運営するための手順を詳細に解説。本書を活用することで、地域ケア会議や重層的支援会議が、困難事例を解きほぐし、多機関協働で成果を上げていくための場として活用できるようになる。支援現場で多機関協働を模索している支援者、および重層的支援体制の整備や総合相談体制をどのように構築してよいか悩んでいる自治体行政担当者には必携の書。

【主要目次】
1章 解説編:全方位型アセスメント・支援を活用した事例検討会の進め方
2章 実践編:全方位型アセスメント・支援を活用した事例検討会の進め方 
3章 重層的支援体制整備事業の実施に「全方位型アセスメント・支援」が有効な理由
4章 「富士宮モデル」の立役者が語る、重層的支援体制整備事業までの20年と今後の課題
5章 支援者自身への全方位型アセスメントの必要性
コラム@ 精神障害者支援にまつわる「困難」を解きほぐす(精神科医・高木俊介氏)
コラムA 全方位型アセスメントと医師のかかわり(総合診療医・守本陽一氏) 
コラムB ケース会議に弁護士を(弁護士・青木志帆氏)

【著者紹介】
伊藤健次(いとう・けんじ)
山梨県立大学人間福祉学部・福祉コミュニティ学科教授。福祉専門職の卒後教育にも携わり、特に力を入れてきたのは年間70ケース以上行う事例を用いたグループスーパービジョンと地域ケア会議における個別事例検討である。

土屋幸己(つちや・ゆきみ)
認定社会福祉士。一般社団法人コミュニティーネットハピネス代表理事。富士宮市で、全国に先駆け福祉総合相談支援体制を構築。ジャンルを問わないワンストップの相談支援体制と地域包括ケアシステムの構築を行い、全国のモデル地域となった。

竹端 寛(たけばた・ひろし)
兵庫県立大学環境人間学部教授。専門は福祉社会学、社会福祉学。主著に『「当たり前」をひっくり返す:バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』(現代書館)、『ケアしケアされ、生きていく』(ちくまプリマー新書)など。
ISBN978-4-7684-3606-6


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