近刊案内
2026年6月19日
7月以降の近刊
とにかく、デモ!:韓国路上アクション・ダイアリー
7月中旬発売予定
チョン・ボラ 著/吉良佳奈江 訳
定価 2200円+税
判型 四六判 並製
頁数 200ページ
ISBN 978-4-7684-5995-9
【内容】
なぜ韓国人は路上に集まり、声を上げるのか? 彼らを路上に駆り立てるものは何か。「集まってこそ生きられる」といわれる韓国の集会文化を理解するエッセイ集。
「小説を書き、翻訳をして、デモをする」人気作家チョン・ボラの初エッセイ。実際にさまざまなデモに参加しているチョン・ボラがデモの当事者たちに心を寄せて真摯に、そして明るく当然のようにデモに向き合う様子が描かれる。
本書に登場する韓国の社会問題のほとんどすべては、日本社会の課題とまったく共通しているところもポイントです。
実際に登場する出来事
梨泰院圧死事件/トランスジェンダー追悼の日/セウォル号沈没事件/ソウルメトロ非正規労働者死亡事故の追悼/朴槿恵の弾劾/香港の雨傘革命/マレーシア航空失踪事件/全国障碍者差別撤廃連帯の闘争/ロウソク集会/双竜自動車解雇問題/差別禁止法制定運動/性的マイノリティ・外国人労働者問題/貧困撤廃のための社会連帯/「堕胎罪を廃止せよ!」 「最低賃金を引き上げよ!」の交差/性暴力相談/旭硝子(現AGC)非正規職員解雇問題/ブラックライブスマター運動/ウクライナ侵攻に関してロシア大使館前で戦争反対集会/ポーランドでフリーパレスチナ集会に参加
[著者紹介]
チョン・ボラ
1976年生まれ。小説家、ロシアやポーランドなど東ヨーロッパの文学作品も翻訳多数、かつデモにも熱心に参加する。2024年8月には書店員が選ぶ今年の作家に選ばれている。SFファンタジー『呪いの兎』は英国ブッカー賞の候補、『あなたのユートピア』は2025年のフィリップ・K・ディック賞にノミネートされ、宣言通りレインボーのスカーフを巻いてノミネートのスピーチをしている。
吉良佳奈江(きら・かなえ)
翻訳家。これまでの仕事に、チャン・ガンミョン『韓国が嫌いで』(2020、ころから)、チャン・ガンミョン『鳥は飛ぶのが楽しいか』(2022、堀之内出版)、イ・ソヨン他『蒸気駆動の男―朝鮮王朝スチームパンク年代記』(2023、早川書房)などがある。
反抑圧的実践のはじめ方・続け方:ソーシャルワークを導くあなたの北極星
7月中旬発売予定
坂本いづみ・茨木尚子・ 竹端 寛・二木 泉・市川ヴィヴェカ・笠原千絵 著
予価 2400円+税
判型 A5判 並製
頁数 232ページ
ISBN 978-4-7684-3616-5
【内容】
「これはおかしい」と思いながら、何も言えず「しかたがない」と自分に言い聞かせてしまう。福祉・医療・教育・介護――支援に関わるすべての人が、一度はそんな経験をしている。問題は、その「もやもや」や「違和感」が、忙しさや組織の空気のなかで、いつの間にか押し殺されてしまうこと。反抑圧的実践(AOP)とは、その押し殺された感覚を出発点に、支援の現場に潜む抑圧の構造を問い直す実践的な視座である。『脱「いい子」のソーシャルワーク』に続く本書では、「理屈はわかったけど、現場では無理だと思ってしまう」という読者の声に応え、AOPをより具体的に解説し、実践のためのヒントを提案する。
大好評既刊『脱「いい子」のソーシャルワーク』の続編となるAOPの実践書!
[著者紹介]
坂本いづみ
トロント大学ソーシャルワーク学部准教授。
茨木尚子
明治学院大学社会学部教授。
竹端 寛
兵庫県立大学環境人間学部教授。
二木 泉
トロント大学博士課程。
市川ヴィヴェカ
トロント大学博士課程。
笠原千絵
上智大学総合人間学部教授。
リプロダクティブ・ジャスティス
引き裂かれる性と生殖の権利
2026年秋以降発売予定
一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェ 編
A5判並製 208頁
予価2000円+税
ISBN978-4-7684-5957-7
一般社団法人ふぇみ・ゼミ&カフェが2022年に開催した連続講座「引き裂かれる性と生殖の権利」の講演録を加筆・修正し、新たな内容を加えて書籍化。
「リプロダクティブ・ジャスティス=性と生殖の正義と公正」は、90 年代からアメリカの黒人フェミニストやセクシュアリティが掲げてきた。性と生殖の権利を語る時、例えば貧困層や移民、人種的マイノリティの女性たちの権利は周縁に追いやられ、そこにはジェンダー以外にも様々な差別があることを見落としてはならないというインターセクショナリティ(差別の交差性)の指摘であり、@子どもを持たない権利、A子どもを持つ権利、B安全で健康な環境で、子どもの親になる権利を要求してきた。さらにセクシュアル・マイノリティやセックスワーカーの経験から性的自己決定権及びジェンダーの自由も重要だとされる。これまでの議論の中で見落とされ、「つけ加え」として扱われてきた人たちの経験から、日本で生きる私たちにとってのリプロダクティブ・ジャスティスを問い返すものである。
【著者紹介】
ジェンダーと多様性についての一般向け講座を開催する「ふぇみ・ゼミ」(2017年設立) と、ジェンダーと様々なテーマをつなぐアート&カルチャーの公演やイベントを開催する 「ゆる・ふぇみカフェ」(2014年設立)が共同で設立した非営利型一般社団法人。 差別の交差性(インターセクショナリティ)の視点に立って、@講座、公演、展示などの企画・開催A若い世代の研究者、アクティビスト、アーティストの育成B調査研究と提言活動などを行っている。