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政権交代とインクルーシブ教育の行方 |
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装幀 杉本和秀 |
改憲と自助努力による公的福祉縮小、「教育再生」を掲げる安倍政権成立により、インクルーシブな社会・教育と真逆な方向へ突き進んでいる。新政権の教育観、国家観の検証と共に学ぶ教育の方向性を確認する。 [著者紹介・編集担当者より] 補正予算で早速『こころのノート』が復活し、学力テストも悉皆調査に。学校教育現場では「愛国主義」「国家主義」と共にますます能力主義が強化されている。そのようななかで、インクルーシブ教育は障害児のためだけでなく、すべての子のための教育であり、今の学校教育が抱える問題(いじめや排除、学力格差等)を超えるために、個の力でなく、集団で力をつけていく方向性を提起する。(猫) 【主要目次】 対談 今、私たちが70年代、80年代の障害者運動を語る意味/荒井裕樹×大野更紗 特集 政権交代とインクルーシブ教育の行方 安倍政権による教育再生とは――再び自民・公明連立政権が始まった/北村小夜 「卒・個人モデル」インクルーシブな成熟社会へ ――何が分断・競争を進めたか/桜井智恵子 障害者差別禁止法の制定を求めて/大谷恭子 障碍のある教職員をも含めてこそのインクルーシブ教育 ――特別支援教育の推進者よ、回れ右!/栗川 治 インクルーシブ教育をあきらめない――子どもたちと一緒の現場から/能登睦美 人工呼吸器と共に普通学級への思い ――名古屋市 一年一組 京ちゃんの進む道/林 有香 座談会・共に学び育つ子ども集団の経験をどう伝えるか /奥村凌也・高橋幸宏・坂口 智 司会=木村俊彦 障害学の世界から 第62回 障害と開発に関するハイレベル会合/長瀬 修 障害者の権利条約とアジアの障害者 第9回 権利の推進――物乞い/中西由起子 現場からのレポート 「出生前診断」の議論は尽くされているか ――「母体血を用いた出生前遺伝学的検査に関する指針案」をめぐって /石黒敬子 生活保護基準の引き下げと制度改悪の動き/稲葉 剛 届かない叫び ――健聴者社会からはじき出された「ろう者」の世界で起きた事件を通して/永井 哲 |
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