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「感動ポルノ」――障害者は健常者に感動を与える存在か |
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装幀 杉本和秀 |
■好評発売中! 障害者は、メディア・文化の中でどのように描かれてきたか。「恐怖と憐憫の対象」「障害を克服し、頑張るけなげな存在」、そしてパラアスリートのように「人々に勇気と感動とを与える存在」への変化を検証し、障害者の日常のリアルとの乖離がどこから生じるのか、様々な分野から追究する。 【目次】 特集「感動ポルノ」――障害者は健常者に感動を与える存在か 文化・メディアにおける障害者表象をめぐって 好井裕明 日本文学に描かれた障害者像――「がんばる健気な障害者」はどこから来たのか 荒井裕樹 「障害者×感動」の方程式の嘘っぽさ――日常の等身大の障害者とのギャップへの問題提起 玉木幸則 「アルビノは美しい」って言っちゃダメなの? 矢吹康夫 オリンピックとパラリンピックを根本から問い直す――スポーツの現実を直視しても、感動しなければいけませんか? 岡崎 勝 パラリンピックでまき散らされるパラアスリート像は障害者理解を広げるか 北村小夜 道徳教科書における障害者像――差別・偏見を助長する「特別の教科 道徳」 宮澤弘道 祭りの輪の外で――入所施設と地域交流の欺瞞とお仕着せの共生社会 平野泰史 分離と交流の狭間で生ずる交流のぎこちなさ――「クラスにいる障害者」から「共に学ぶ友人」へ 川合千那未 【コラム】「格闘技やってます!」をフックに障害者レスラーが伝えたいこと 鶴園 誠 【コラム】言葉のいと 桂 福点 インターチェンジ 交差点 教室の窓 共に学び続けるために 押部香織 街に生きて 反面教師 実方裕二 保育所の庭 障がい児と共に 芝木捷子 施設から ホームN通信・四回目の誕生日@ 佐藤陽一 障害学の世界から 第八十一回 障害学国際セミナー二〇一八――台湾で「遊び」を論じる 長瀬 修 障害者の権利条約とアジアの障害者 第三十二回 権利条約の政府報告F 第二十四条 教育 中西由起子 季節風 不適切算入問題を機に、公務労働における障害者雇用を考える 栗原 久 吹田市の「塩田裁判」報告――成年後見制度の欠格条項で失職 片岡次雄 キャッシュカードは突然に――言葉でコミュニケーションしない人の意思確認とは 矢作美恵子 社会を変える対話──優生思想を遊歩する 優生思想を超えていく仲間として 〜アイヌ民族〜 結城幸司×安積遊歩 現場からのレポート 保護者の意向に反して特別支援学校を就学強制できるか――川崎医療的ケア児の就学裁判から 大谷恭子 優生保護法下の強制不妊手術問題に挑んで――最前線からの報告(その二) 山本勝美 災害大国日本、なぜ障害者の支援は進まないのか? 八幡隆司 論文 生活保護制度とその運用の在り方に対する問題提起――ニュージーランドの社会保障制度との比較から(下)木本 明 |
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