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早期発見・早期療育の現在――発達障害への広がりの中で |
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装幀 杉本和秀 |
「1歳半で発達障害と診断された」「就学までにどうにか学校(集団)に適応させなくては」……。乳幼児健診で障害が早期に発見され、制度改正により療育が身近になったいま、親たちは保育所・幼稚園での共同生活より、障害に特化したサービスを選んでしまう。どの子も地域で育ち、学ぶために、療育・発達支援はどのようにあるべきか。親、医療・保育・療育・発達相談現場の声を伝える。 【目次】 育ちが気になる子どもの発達支援の現状と課題 加藤正仁 早期の発達相談・療育相談の現場から──インクルーシブ保育・教育の実現に向けて 亀口公一 ことばの相談、巡回相談、児童発達支援事業所の現場から――医療機関受診前の療育の現状と課題 原 哲也 障害児施策の児童一般施策へのインクルージョン──東松山市の取り組みと現在 田口純子 障がい児共同保育の現場から──保育集団の中に療育・発達支援が入ることによる変化と課題 野島千恵子 発達障害児をめぐる医療──地域から隔離される子どもたち 榊原洋一 療育にたどり着くまでの親の経験──「障害児の親」と「消費者」という二重の存在のはざまで 一瀬早百合 正常と障害のはざまで──自閉スペクトラム症児をもつ母の定形外育児を通して思うこと Knorth インターチェンジ 交差点 街に生きて なんで介助を受けてるの? なんで介護をやってるの? 実方裕二 保育所の庭 障がい児と運動会 芝木捷子 施設から ホームN通信・四回目の誕生日Aアフターケア 佐藤陽一 教室の中で 校外学習から見えたこと──反省するのは教員だった 押部香織 行政の窓口 地方の小規模自治体の地域共生社会への取り組みと展望 千野慎一郎 障害学の世界から 第八十一回 長瀬 修 障害者権利条約日本初回審査(二〇二〇年)──パラレルレポートとロビーイング(事前質問事項作成) 障害者の権利条約とアジアの障害者 第三十三回 中西由起子 権利条約の政府報告G 第十九条自立した生活及び地域社会への包容 季節風 視覚障害者の大学教員から授業を奪うことができるのか──山口雪子先生の教壇復帰裁判から 水谷賢 就学時健康診断マニュアル改訂を受けて 小笠卓人 映画『道草』の眺め──映したり、映せなかったり 宍戸大裕 書評 『発達障害に生まれて──自閉症児と母の十七年』 神戸金史 社会を変える対話──優生思想を遊歩する 第十一回 熊谷晋一郎×安積遊歩 障害者運動の軌跡から医療をみつめ、「生産性」を問い直す 現場からのレポート JDFのパラレルレポート作成に関する取り組み──その経過と内容 尾上浩二・崔栄繁 第七回DPI障害者政策討論集会──障害者文化芸術プロジェクトと障害者雇用水増し問題について 笠柳大輔 優生保護法下の強制不妊手術問題に挑んで――最前線からの報告(三) 山本勝美 論文 パーソナルアシスタンスにおけるパーソナルとは何か――パーソナルアシスタンスと他の地域生活支援サービスとの差異 アドルフ・D・ラツカ=著/鈴木 良=訳 インクルーシブ教育の理念を再考─サラマンカ宣言の精神に関連して──ブータンと日本の小・中学校調査から 櫻井里穂 |
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