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介護する/される関係を問いなおす 暴力・パワハラ・セクハラ

季刊 福祉労働164号 介護する/される関係を問いなおす 暴力・パワハラ・セクハラ

装幀 伊藤滋章

福祉労働編集委員会 編
判型
A5判 並製 148ページ
定価
1200円+税
ISBN978-4-7684-2364-6

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介護現場の荒廃が止まらない。今年、都内の老人ホームで高齢者が介護者から暴行を受け、死亡する事件が発生。一方、介護職員の7割以上が利用者やその家族からハラスメントを受けているとの調査結果もある。利用者と介護者が互いに暴力をし合う背景にあるのは、現場の人手不足と制度の改悪だ。ケアが成り立たない状況のなか、私たちはどのように関係を築いていけばいいのか。そもそも人を介護するってどういうことか。現場をよく知る執筆者とともに、高齢者/障害者の垣根を越えて考察する。

安積宇宙さんの新連載
「車椅子で宇宙(うみ)をわたる」
今号より、いよいよスタート!

特集以外にも、優生保護法被害弁護団・新里宏二代表によるレポート
「旧優生保護法は違憲、しかし、請求は棄却」など、注目記事が満載!

【主要目次】

● 介護──ふたつの身体がまじわるところ  深田耕一郎(女子栄養大学専任講師)
● ご利用者・ご家族からのハラスメント:日本介護クラフトユニオン調査
  ──介護現場におけるその実態と防止について  
    村上久美子(日本介護クラフトユニオン政策部門長)
● 介護現場に蔓延する相互暴力
  ──「支援する側/される側」その境界を越えて  白崎朝子(ヘルパー/作家)
● 外国人がケアすること・外国人をケアすること 
 小川玲子(千葉大学社会科学研究院教員)
● 安楽死問題と障害者介助の経験  高橋慎一(日本自立生活センター)
● 甘え甘えられ、そして甘える関係  天畠大輔(日本学術振興会特別研究員)
● なぜ、「介護労働者の権利宣言」運動なのか?
  ──ケアは社会関係を基礎づけた「共感の労働」/介護労働への
     誇りを変革の力に  水野博達(ケアワーカーズユニオン)


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