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「脱施設」と言うけれど――進まない地域移行を考える

「脱施設」と言うけれど――進まない地域移行を考える 季刊 福祉労働174号

装幀 BOB.des'(ウエダ トモミ)

福祉労働編集委員会 編
2023年7月25日発売!
判型
A5判 並製 132ページ
定価
1400円+税
ISBN978-4-7684-2374-5

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【内容】
第169回芥川賞を受賞した市川沙央さんもご寄稿!

〈特集1〉「脱施設」と言うけれど:進まない地域移行を考える
……事件から7 年目。「津久井やまゆり園は私たちがやっとたどり着いたところです」という親の言葉を起点に考えます。「脱施設」は喫緊の課題ですが、地域に居場所や受け入れる事業所があるのか。予算・施策はあるのか。

〈特集2〉障害と言葉、表現すること
……世間から求められる「当事者像」を否定し、文学界や映画界の非対称性をゆるがすために、障害のある人が表現する、演じることについて考えます。

【主な目次】
〈特集1〉「脱施設」と言うけれど――進まない地域移行を考える
● 竹口宏樹/知的・行動障害のある子をもつ親の施設入所をめぐる思い
● 鈴木 良/害者権利条約における脱施設化を実現させるために
● 杉田 宏/重度訪問介護を使ったひとり暮らしのサポートをして
● 森口哲也/福岡市における強度行動障害への取り組みについて
● 武子 愛/「意思に反する」とは何か――「意思に反して」の不妊処置をめぐって
●【レポート】浅野史郎さん/「施設解体宣言」から20年で見えてくること

〈特集2〉障害と言葉、表現すること
● 市川沙央/みんな鹿の夢をみればいいのに――エニェディ・イルディコー『心と体と』に寄せて
● 木村哲也/詩は隔離の壁を超える――詩人・大江満雄と島比呂志の場合
● 佐藤譲二/聴者による「ろう者」像とは何か――演劇《聴者を演じるということ 序論》から映画『ケイコ 目を澄ませて』まで
● 植木智/セクマイ障害者はあなただけじゃない――YouTubeで過去の自分を救う
●【対談】荒井裕樹×豆塚エリ/生きづらさが交錯する生を書くこと――自分がこれ以上すり減らないために


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